平成3年12月にご逝去された山本七平先生の長年にわたる思索、著作、出版活動の輝かしい成果を顕彰するとともに、その比類なき知的遺産を正しく受け継ぐ新たなる思索家の誕生を期待し、平成4年5月に山本七平賞を創設しました。
この度、第22回山本七平賞の選考を行い、下記のとおり決定しました。


受賞作品
 『消えたヤルタ密約緊急電』(新潮社)
  岡部 伸(おかべ・のぶる/産経新聞編集局編集委員)
  1959年2月22日生まれ、愛媛県新居浜市出身
 *賞・賞金
  山本七平賞(賞金300万円)記念品

奨励賞
 『日米衝突の萌芽 1898―1918』(草思社)
  渡辺惣樹(わたなべ・そうき/日米近代史研究家)
  1954年生まれ、静岡県下田市出身
 *賞・賞金
  山本七平賞 奨励賞(賞金100万円)記念品


*選考経過
第22回「山本七平賞」の最終選考会が、9月10日(火)午後6時から、「紀尾井町 福田家」で開催されました。選考会には、伊藤元重(東京大学教授)、呉善花(拓殖大学教授)、中西輝政(京都大学名誉教授)、養老孟司(東京大学名誉教授)、渡部昇一(上智大学名誉教授)の5氏が出席し、慎重なる討議の結果、山本七平賞は『消えたヤルタ密約緊急電』(新潮社)、同奨励賞は『日米衝突の萌芽 1898―1918』(草思社)と決定いたしました。
 
*選考理由
『Voice』平成26年1月号(平成25年12月10日発売)にて発表いたします。

*贈呈式
11月27日(水)午後6時より、帝国ホテル東京「光の間」にて行います。