ヨシタケシンスケの絵本。最新刊は『わたしのわごむはわたさない』

大人も子どもも大好き! ヨシタケシンスケのユーモア絵本。
最新刊は『わたしのわごむはわたさない』

最新刊ご紹介

ヨシタケシンスケの絵本。最新刊は『わたしのわごむはわたさない』の紹介

ゴミ箱の横に落ちていた わごむ。
お母さんに「ちょうだい」って聞いたら「いいよ」だって。やった!
このわごむは、わたしのだ!!
わたしはずっとほしかったの。
お兄ちゃんのおさがりでもない、
みんなで仲良く使うものでもない、
ちょっとだけかしてもらうものでもない、
わたしだけのものが。

ヨシタケシンスケの絵本。最新刊は『わたしのわごむはわたさない』の紹介

今日は わごむといっしょにお風呂に入るし、夜は もちろんいっしょに寝るわ。
大人になったら、このわごむでおしゃれを楽しむつもり。
この先わたしがもらうたくさんのラブレターを このわごむで束ねるの。
世界中の悪い人を このわごむで捕まえてもいいわ。
それに、宇宙人がやってきたら このわごむでやっつけて地球を救うわ。

作者紹介

Message

この本は次男の行動がきっかけで生まれました。
ある日、お弁当か何かについていたわごむを見つけ、「このわごむ、もらってもいい?」と聞いてきました。
「どうぞ」と答えたところ、すっごく喜んだのです。

たとえわごむ一つであっても、所有権が自分に移る、「自分のものになる」という感覚は、やはりとてもうれしいものなのだなあ、と、あらためて思いました。
子どもの頃は、何かを自分で決定する権利をほとんど持っていません。
だから、「自分だけのもの」はそれだけで宝物なのです。

「誰の目も気にせずに、自分の好きなようにしていい」とわかった時のワクワク感は、子どもも大人も同じはず。
そんな「自分だけのもの」がキーワードの絵本を作ってみたい、と思いました。

前作「おしっこちょっぴりもれたろう」のテーマは「みんな何かに困っている」でしたが、今回のテーマは「みんな自分だけの何かを探している」になりました。

この本を読んだ後にわごむが欲しくなったり、「自分だけのものってなんだろう」とつい考えてしまったり、小さい子の切り替えの早さってすごいなあ、と笑っていただけたら、とても嬉しいです

Profile

ヨシタケシンスケ

ヨシタケシンスケ

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』『もうぬげない』(以上、ブロンズ新社)、『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』(以上、PHP 研究所)で、MOE絵本屋さん大賞第1位、『りんごかもしれない』で、第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞。著書に、『ぼくのニセモノをつくるには』『このあとどうしちゃおう』『こねてのばして』『ころべばいいのに』(以上、ブロンズ新社)、『ふまんがあります』(PHP 研究所)、『つまんないつまんない』『それしかないわけないでしょう』(以上、白泉社)、『あるかしら書店』(ポプラ社)、『みえるとかみえないとか』(アリス館)などがある。2児の父。

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最新刊

わたしのわごむはわたさない

わたしのわごむはわたさない


作・絵
ヨシタケシンスケ
判型
B5判変型上製 48ページ
価格
1,000円+税
ISBN
978-4-569-78900-2

このわごむはわたしのもの。おさがりでもなく、みんなでつかうものでも、ちょっとだけかしてもらうものでもない、わたしだけのもの。

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ヨシタケシンスケの絵本。最新刊は『わたしのわごむはわたさない』の紹介

好評既刊

りゆうがあります

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価格
1,300円+税

ぼくはハナをほじるクセがある。お母さんに行儀が悪いって怒られる。でも、りゆうがあれば、ハナをほじってもいいんじゃないだろうか。

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ふまんがあります

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だから、おとなっていろいろズルいと思うの!

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おしっこちょっぴりもれたろう

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ヨシタケシンスケの絵本。『おしっこちょっぴりもれたろう』の紹介

ヨシタケシンスケさん、ユーモア絵本によせられた読者の声

りゆうがあります 読者の声 子供のどうしようもない癖……どうにかして入学前にはやめさせなければ! と躍起になっていた私。息子鼻ほじる⇒即確保⇒息子逃走⇒こっそり鼻ほじる⇒即確保⇒息子土下座。
こんな終わりの見えない、お互い何もイイことがないやり取りが、この絵本のおかげで、一変しました。鼻ほじっている姿を見て「ウキウキビームいりませ~ん」と言うだけで、息子も笑いながら「そうでしたか~」と素直に聞き入れてくれるようになり、ストロー噛みすぎる娘を見ながら「きっとガジガジコンテストで優勝しちゃうね! 沖縄行ける?」なんて家族みんなで大笑いしたり。もっと早くこの絵本に出会えていたら、息子の数ある癖のレパートリーに「逃走」が加わることは無かったのに……と残念でなりません。
「ぼ、ぼく、見られてる?」と、息子。どれも自分そのものだったので、びっくりしていました。当てはまらないものがないくらい、どれも息子の癖。本屋さんでこの本が並んでいるのを見るたびに「ぼくの本売れてる?」と聞いてきます。
『りゆうがあります』
6歳男子、3歳女子のママ

ふまんがあります 読者の声 前作『りゆうがあります』から更にパワーアップ。今度は子どもの切実(?)な不満がこれでもかと……自分もわが子が小さい時、言われたことがあります。親という親、みんな覚えがあるんじゃないかな。登場するパパの切り返しがユルくてシャレがきいていて、ちょっと憧れます。子どもは女の子の気持ちになって「あるある」だし、オトナたちはパパの気持ちになって「にやにや」するし、すべての年代が頷く一冊です。
ヨシタケシンスケさんの絵本、絵はもちろんストーリーも大好きです。今一番、次回作が楽しみな作家さんです。(ぶんぐがあります、大人買いしてしまった)
図書室では『りゆうがあります』『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』と一緒に並べてヨシタケワールド展開中……のはずでしたが、いつも貸出中で揃ったためしがありません。
『ふまんがあります』
小学校図書館司書

なつみはなんにでもなれる 読者の声 ゆるいけれどなんだか味があるイラストと、「親子あるある」の数々にほっこりしました。
親の目線で読むと親になってからの何かと忙しい中で子どもと接する時の気持ちがものすごくリアル! そして、忘れかけていた「子どもながらの目線の独特な例え」が新鮮で自分もこんな時代があったのだなと思い出させてくれ、子どもとの接し方も考えさせられる絵本です。
おしゃまでおしゃべりで発想豊かななつみ。子どもの創造力の豊かさと可能性を秘めているのだなとこの絵本で感じました。コンパクトなサイズの絵本で持ち歩きもしやすく外食をはじめとして時間つぶしにもなりました。
まさに3~6歳の突飛でもない発想をする年代の我が家。「なつみ」の繰り出すジェスチャーゲームに「わかんな~い!」や「○○じゃない?」と当てながら楽しく読むことができました。そして、その後は第二・第三のなつみが我が家に登場したのは想像にかたくありません(笑)
『なつみはなんにでもなれる』
6歳女子、3歳女子のママ

おしっこちょっぴりもれたろう 読者の声 ちょっぴりって言葉が可愛らしくて、そんなこともあるよね〜って言いながら読む事ができました。おしっこだけじゃなく、洋服のタグであったり歯の間につまった葉物だったり、ちょっとだけくすっと笑いながら気になるけどおおっぴらにできない出来事が自分にも重なります。だけどちょっぴりもれたろうになっちゃったぁって言葉で、トイレ我慢してもれたろうになるのはやめてもらいたいですが……絵本にはないけどこんな事もあるよね〜って盛り上がりました。
子どもは、毎日読んで笑っていました。ちょっぴりって言うのが許されるのかなぁって思ったようで、「おしっこちょっぴりもれたろうになった」とか、「パンをちょっぴりかじったろう」、「ごはんをちょっぴりおにぎりたろう」とか、ちょっぴり付けて笑って言えばセーフみたいに使い始め、ちょっぴりこまったちゃんにもなりましたが、アレンジして遊ぶ姿が可愛くもあり楽しみでもありました。絵本から言葉を拾って遊ぶのは珍しいので、これからどう増えていくのか楽しみです。
『おしっこちょっぴりもれたろう』
5歳女子のママ

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