京都府警が擁する「人外特別警戒隊」、通称「あやかし課」。化け物から神様まで、あやかしが絡むあらゆる事件を人知れず解決するのが彼らの任務である。
そんなあやかし課に入隊したばかりの新人女性隊員・大(まさる)。個性豊かなメンバーとともに仕事に励む大だったが、実は彼女には人には言えないある事情があって……。
街の平和を守るために、古都を奔走する若き隊員たちの活躍を描いた傑作現代ファンタジー!
「京都本大賞」とは、過去1年間に発刊された京都府を舞台にした小説の中から最も地元の人に読んで欲しい作品を決める賞で、読者投票によって選ばれます。
京都市生まれ・京都市育ちの著者が描く『京都府警あやかし課の事件簿』は、「圧倒的京都感! 京都に行きたくなる。 京都のことがもっと知りたくなる」「京都の風が肌で感じられる」「舞台となる京都も物語に生きていて、最高のご当地小説」など、京都を愛する読書人たちに支持されて、第7回京都本大賞を受賞しました。
「京都本大賞」について、くわしくはこちら
京都府警の「人外特別警戒隊」、通称「あやかし課」隊員で、八坂神社氏子区域事務所である「喫茶ちとせ」に勤務。京都御所の猿ヶ辻から魔除けの力を授かり、簪を抜くと男性の「まさる」に変身できる。武器は刀。
雷の拳を使って戦う「あやかし課」の若きエース。「喫茶ちとせ」に勤務し、大の教育係を務める。
京都府警警部補。八坂神社氏子区域事務所の所長。拳銃の扱いに長けており、霊力を込めた銃弾を撃つ。
京都府警巡査部長。深津の部下。神社のお札を貼った扇子で結界を作る力を持つ。
「喫茶ちとせ」のオーナー兼店長で、「あやかし課」隊員。深津の幼馴染で、あやかしの存在を感知する霊力に長けている。
「喫茶ちとせ」の厨房担当。「あやかし課」隊員で、薙刀の名手。
「あやかし課」隊員で、伏見稲荷大社氏子区域事務所である和装体験処「変化庵」に勤務。古賀大の同期。
京都府警巡査部長。「あやかし課」に所属し、伏見稲荷大社氏子区域事務所である和装体験処「変化庵」に勤務。塔太郎の高校時代の同級生で、弓の名手。
地元・京都への想いを自分なりに込めて書いた『京都府警あやかし課の事件簿』という作品が、予想以上に皆様に受け入れてられて、楽しんで頂き、こうして愛して頂けることは本当に嬉しく、また生涯忘れてはいけないご恩だと感じています。
京都は千年以上前から今日にわたり、沢山の方の想いが詰まっている町です。そこを舞台に書かせて頂いている以上、作品と京都、そして関わって下さる皆様に対して真摯でいなくてはならない、と、近頃はより一層感じるようになりました。
京都市生まれ、京都市育ち。小説投稿サイト「エブリスタ」で発表した「京都しんぶつ幻想記」が好評を博し、同作品を加筆・改題した『京都府警あやかし課の事件簿』(PHP文芸文庫)でデビュー。本作で第7回京都本大賞受賞。アニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」が実施したアンケート「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2019年下半期)」では第3位にランクインした。
嵐山、宇治、祇園祭……化け物捜査専門の部署「あやかし課」の面々が初夏の京都を駆け巡る!
弁慶が集めたとされる999本の太刀。それらに封印されし力が解き放たれた時、秋の京都が大混乱に!?
日吉大社にお参りすることになった大と塔太郎。大に力を授けてくれた神々との対面は一体どうなる!?
式神の襲撃、窃盗団からの予告状…次々起こる事件の裏にはあの組織の影が? 京都を守る、あやかし課の活躍を描く人気シリーズ第五弾。
丹後の海賊の襲来、化け猫が見た予知夢、そして狙われた祇園祭…夏の京都を舞台にした大人気あやかし警察小説シリーズ待望の第6弾!
祇園祭の山鉾略奪を企てる京都信奉会。その計画を阻止すべく、あやかし課隊員達が立ち上がるが……。