歴史街道
発売日
2024年11月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2024年12月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、
〈レイテ沖海戦・80年目の検証――最後の決戦で何が起きたのか〉です。
太平洋戦争の最中、絶対国防圏を破られた日本海軍は、残りのすべての戦力を投入して、昭和19年(1944)10月、アメリカ軍に戦いを挑みました。
それが、日本海軍にとって事実上、最後の決戦となった「レイテ沖海戦」です。
史上空前の規模となった海戦で、いったい何が起きたのか。
そしてその戦いは、日本の歴史にいかなる影響をおよぼしたのか。
海戦から80年の時を経て、その実相を改めて検証します。

特集2は、〈たとえ家が滅びようとも―― 戦国を生きた姫たち〉。
戦国時代、過酷な状況に置かれたのは武将だけではなく、武家の女性たちも、婚姻を通じて実家と婚家の間を取り結んだり、人質となったりと、覚悟をもって生きねばなりませんでした。
そして時には、実家、婚家、あるいはその両方が滅ぶということも……。
そんな苦難を乗り越えた、六人の姫たちの歩みに迫ります。

特別企画は、
〈三国志の二大悪人!? 董卓と呂布〉。
中国の後漢末期に政権を掌握して、恐怖政治をしいた董卓。
無双の武勇を誇るも、次々と主君を裏切った呂布。
三国志の中でも悪人のイメージのある二人ですが、その事績を見ていくと、意外な実像が見えてくるのです。果たして、彼らの素顔とは――。

公式サイト
今月号の目次
特集1 レイテ沖海戦・80年目の検証 最後の決戦で何が起きたのか
【総論】
“史上最大の海戦”の実相と敗北の本質
戸髙一成
14p
VISUAL 
史上最大の海戦に臨んだ日米両軍の艦隊

22p
日米両軍の戦略と作戦を分析! そこから見える明断と誤断
大木 毅
24p
決戦の行方[前編]
栗田艦隊と西村艦隊は、挟み撃ちを目論むも…
松田十刻
32p
決戦の行方[後編]
小沢艦隊が陽動に成功! それを知らぬ栗田艦隊は
松田十刻
38p
戦艦「大和」と「武蔵」の装備とは? 米艦と戦わば?
水谷清高
44p
彗星の戦果と初の特攻…飛行隊による“もうひとつの戦い”
源田 孝
48p
敗れてもなお屈せず! 決死の覚悟で戦い続けた駆逐艦
吉野泰貴
54p
特集2 たとえ家が滅びようとも──戦国を生きた姫たち
督姫
嫁ぎ先の滅亡、夫の死、そして仇敵と再婚し…
植松三十里
100p
初姫
両親を失い、姉と妹の家が対立…それでも成したこと
秋山香乃
105p
竹林院、東向殿、五郎八姫、松姫…それぞれが歩んだ道
鷹橋 忍
110p
特別企画 三国志の二大悪人!? 董卓と呂布

渡邉義浩
70p
読み物
世界の常識に反しても、地動説を唱えた人々
菊池昌彦
60p
子どもの成長を祝い、幸運を願う 世界の伝統行事
奈落一騎
66p
農産業文化を各地に伝えた「阿波忌部」の謎
林 博章
78p
高橋是清と渋沢敬三の〝決断〟二度の経済危機をかくして脱した
幸田真音
80p
緒方洪庵、佐藤泰然…江戸時代の蘭学者が日本に残したもの
海堂 尊
116p
江戸の風情を味わう! 身も心も温まる炬燵とグルメの話
今川美玖
120p
好評連載 ほか
巻頭グラビア この人に会いたい
vol.207
鞘師里保
7p
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ
第16回
川越宗一
84p
巻末グラビア 空から味わう日本の名城
第15回 小机城
写真・文 畠中和久
130p
歴史街道伝言板

94p
BOOKS・CINEMA

96p
この著者に注目!
上村 剛

98p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
表紙画・表紙のことば
大和の言葉と、ココロ
黒鉄ヒロシ
3p









歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。