歴史街道
発売日
2024年9月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2024年10月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、
〈関ケ原の“裏側”――「天下分け目」の深部に迫る〉です。

徳川家康と石田三成ら両軍首脳の動きが注目されがちな関ケ原合戦ですが、その裏では、様々な出来事がありました。
今回の特集では、「北政所」と「淀殿」の本当の関係、東軍とされてきた加藤清正らの秘めた真意、忍びの任務、17歳の少女が見た戦場など、知られざる舞台裏から、関ケ原合戦を捉え直します。

特集2は、
〈陰陽師と安倍晴明の真実〉。
大河ドラマ『光る君へ』でも活躍している陰陽師の安倍晴明。
そもそも陰陽師とはいかなる存在であり、安倍晴明とはどのような人物で、どんな力を持っていたのか。謎に包まれた陰陽師と安倍晴明の実像に迫ります。

大型企画は、
〈「近代東京」を創った十人(後編)〉。
前号に続き、首都・東京の近代化に貢献した人物を、直木賞作家の門井慶喜先生が解説。
今回は、教育、文学、企業といったソフトの面で活躍した6人をとりあげます。

公式サイト
今月号の目次
特集1 関ケ原の“裏側” 「天下分け目」の深部に迫る
【総論】東軍勝利の陰で…戦いを左右した語られざる要因
小和田哲男
14p
ビジュアル 日本を二分した戦いと、その背後で起きていたこと

22p
「北政所」と「淀殿」の敵対説は事実なのか
福田千鶴
24p
一貫した東軍ではなかった? 加藤清正と鍋島直茂の真意
光成準治
30p
合戦最中で東軍に転じ… 脇坂安治を決断させたもの
谷津矢車
36p
変人にして快男児! 財力と武勇で上杉家を支えた岡左内
吉川永青
40p
伊賀者、甲賀者… 「必要不可欠」とされた忍びの任務とは
山田雄司
44p
弾を拾い、生首を並べ… 十七歳の少女が目撃した戦場
秋山香乃
48p
大河ドラマと映像作品は大戦をどう描いてきたか
ペリー荻野
54p
特集2 大河ドラマでも話題! 陰陽師と安倍晴明の真実
本当に呪詛していた? 式神を操っていなかった!?
繁田信一
102p
平安から令和まで、どう描かれてきたのか
末國善己
108p
大型企画 福沢諭吉、津田梅子、嶋中雄作、夏目漱石、渋沢栄一、浅野総一郎… 「近代東京」を創った十人〈後編〉

門井慶喜
114p
読み物
教養として知っておきたい! 「フランク王国の歴史」
宇山卓栄
79p
三国志の呉を支えた名将・陸遜と陸抗父子
島崎 晋
60p
山城、雪舟の庭… 「中世の文化が花開いた町」石見国益田を訪ねて

69p
吉田松陰も坂本龍馬も、みんな“スイーツ男子”だった!?
山村竜也
74p
連載 ほか
巻頭グラビア この人に会いたい
vol.205
葵 わかな
7p
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ
第14回
川越宗一
84p
連載 漫画家に聞く!
第21回 武原旬志 「紋章官」の視点で描く中世ヨーロッパ物語

66p
巻末グラビア 空から味わう日本の名城
第13回 田丸城
写真・文 畠中和久
130p
歴史街道伝言板

94p
BOOKS・CINEMA

96p
この著者に注目!
眞邊明人

98p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
表紙画・表紙のことば
タラチネのオネとチャチャチャのリズム
黒鉄ヒロシ
3p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。