雑誌
歴史街道 2025年2月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、
〈蔦屋重三郎と田沼意次――新時代を切り拓いた二人〉です。
大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎は、江戸の吉原に生まれ、身ひとつで出版界に乗り出し、数々のヒットを放って“江戸のメディア王”となった人物。
そして、そのころ幕政を主導した田沼意次もまた、わずか600石の小姓から、老中へと昇りつめた人物でした。
二人が大きく飛躍できたのはなぜか、彼らだからこそ成しえたこととは何だったのか――。
二人の実像と真価に迫ります。
特集2は、〈海賊か水軍か 戦国時代の「海の武士団と海戦」〉。
海をナワバリとし、時に「海賊」、時に「水軍」と称された集団がいました。
その呼称からは様々な姿がイメージされますが、果たしてその本当の姿とは?
特別企画は、〈昭和100年! 映画で感じる戦前・戦中の息吹〉。
令和7年(2025)は、「昭和100年」にあたります。
昭和をふりかえろうとする際、その時代の空気や息吹を感じさせてくれる映画をナビゲートします。
〈蔦屋重三郎と田沼意次――新時代を切り拓いた二人〉です。
大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎は、江戸の吉原に生まれ、身ひとつで出版界に乗り出し、数々のヒットを放って“江戸のメディア王”となった人物。
そして、そのころ幕政を主導した田沼意次もまた、わずか600石の小姓から、老中へと昇りつめた人物でした。
二人が大きく飛躍できたのはなぜか、彼らだからこそ成しえたこととは何だったのか――。
二人の実像と真価に迫ります。
特集2は、〈海賊か水軍か 戦国時代の「海の武士団と海戦」〉。
海をナワバリとし、時に「海賊」、時に「水軍」と称された集団がいました。
その呼称からは様々な姿がイメージされますが、果たしてその本当の姿とは?
特別企画は、〈昭和100年! 映画で感じる戦前・戦中の息吹〉。
令和7年(2025)は、「昭和100年」にあたります。
昭和をふりかえろうとする際、その時代の空気や息吹を感じさせてくれる映画をナビゲートします。
公式サイト |
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特集1 蔦屋重三郎と田沼意次 新時代を切り拓いた二人
【総論】 蔦屋が生きた「田沼時代」とは何だったのか |
磯田道史 |
8p |
大河ドラマの世界 特別インタビュー◎蔦屋重三郎を演じて |
大河ドラマ『べらぼう』主演・横浜流星 |
10p |
大河ドラマの世界 VISUAL 大河ドラマにみる二人をめぐる人々 |
14p |
|
大河ドラマの世界 チーフ・プロデューサーが語る『べらぼう』誕生秘話とその魅力 |
藤並英樹 |
16p |
[田沼意次] 「賄賂政治家」と称された男の知られざる真価 |
河合 敦 |
19p |
[蔦屋重三郎] 「希代のヒットメーカー」となれた秘密に迫る |
安藤 優一郎 |
30p |
【列伝】 作家、知識人、絵師…江戸の出版文化を賑わせた人々 |
中丸 満 |
38p |
蔦重が生まれ育った街「吉原」の実像とは |
山村竜也 |
44p |
【読み物】 田沼の名をあげた審理…詮議された大名が見たもの |
谷津矢車 |
50p |
【読み物】 葛飾北斎異聞――「出版界の風雲児」との一幕 |
白蔵盈太 |
55p |
MAP&年表 それぞれの歩みとゆかりの地 |
28p |
特集2 海賊か水軍か 戦国時代の「海の武士団と海戦」
【総論】 「海の勢力」と呼ぶべき集団の実態と変遷 |
黒嶋 敏 |
106p |
【列伝】 村上、毛利、九鬼、塩飽…乱世を彩った七つの水軍 |
鷹橋 忍 |
112p |
特別企画
昭和100年! 映画で感じる戦前・戦中の息吹 |
稲生達朗 |
73p |
読み物
松本清張の「古代史論」の魅力とそれを培ったもの |
古川順弘 |
60p |
人生を豊かに生きるための「世界の名言」 |
奈落一騎 |
66p |
三国鼎立の陰の立役者!? 劉備を支えた張松と法正 |
島崎 晋 |
100p |
それでも菊は残った――後鳥羽院の理想と現実 |
天津佳之 |
120p |
新連載・巻末グラビア
時代の荒波を生きた 世界のクイーン&プリンセス 第1回 エリーザベト皇后 |
菊池昌彦 |
130p |
連載 ほか
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ 第18回 |
川越宗一 |
84p |
歴史街道伝言板 |
94p |
|
BOOKS・TOPICS |
96p |
|
この著者に注目! 松尾晋一 |
98p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
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表紙画・表紙のことば 「あと、田沼」「うん、蔦重」 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
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歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。