歴史街道
発売日
2025年1月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2025年2月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、
〈蔦屋重三郎と田沼意次――新時代を切り拓いた二人〉です。
大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎は、江戸の吉原に生まれ、身ひとつで出版界に乗り出し、数々のヒットを放って“江戸のメディア王”となった人物。
そして、そのころ幕政を主導した田沼意次もまた、わずか600石の小姓から、老中へと昇りつめた人物でした。
二人が大きく飛躍できたのはなぜか、彼らだからこそ成しえたこととは何だったのか――。
二人の実像と真価に迫ります。

特集2は、〈海賊か水軍か 戦国時代の「海の武士団と海戦」〉。
海をナワバリとし、時に「海賊」、時に「水軍」と称された集団がいました。
その呼称からは様々な姿がイメージされますが、果たしてその本当の姿とは?

特別企画は、〈昭和100年! 映画で感じる戦前・戦中の息吹〉。
令和7年(2025)は、「昭和100年」にあたります。
昭和をふりかえろうとする際、その時代の空気や息吹を感じさせてくれる映画をナビゲートします。

公式サイト
今月号の目次
特集1 蔦屋重三郎と田沼意次 新時代を切り拓いた二人
【総論】
蔦屋が生きた「田沼時代」とは何だったのか
磯田道史
8p
大河ドラマの世界
特別インタビュー◎蔦屋重三郎を演じて
大河ドラマ『べらぼう』主演・横浜流星
10p
大河ドラマの世界
VISUAL 大河ドラマにみる二人をめぐる人々

14p
大河ドラマの世界
チーフ・プロデューサーが語る『べらぼう』誕生秘話とその魅力
藤並英樹
16p
[田沼意次]
「賄賂政治家」と称された男の知られざる真価
河合 敦
19p
[蔦屋重三郎]
「希代のヒットメーカー」となれた秘密に迫る
安藤 優一郎
30p
【列伝】
作家、知識人、絵師…江戸の出版文化を賑わせた人々
中丸 満
38p
蔦重が生まれ育った街「吉原」の実像とは
山村竜也
44p
【読み物】
田沼の名をあげた審理…詮議された大名が見たもの
谷津矢車
50p
【読み物】
葛飾北斎異聞――「出版界の風雲児」との一幕
白蔵盈太
55p
MAP&年表
それぞれの歩みとゆかりの地

28p
特集2 海賊か水軍か 戦国時代の「海の武士団と海戦」
【総論】
「海の勢力」と呼ぶべき集団の実態と変遷
黒嶋 敏
106p
【列伝】
村上、毛利、九鬼、塩飽…乱世を彩った七つの水軍
鷹橋 忍
112p
特別企画
昭和100年! 映画で感じる戦前・戦中の息吹
稲生達朗
73p
読み物
松本清張の「古代史論」の魅力とそれを培ったもの
古川順弘
60p
人生を豊かに生きるための「世界の名言」
奈落一騎
66p
三国鼎立の陰の立役者!? 劉備を支えた張松と法正
島崎 晋
100p
それでも菊は残った――後鳥羽院の理想と現実
天津佳之
120p
新連載・巻末グラビア
時代の荒波を生きた 世界のクイーン&プリンセス
第1回 エリーザベト皇后
菊池昌彦
130p
連載 ほか
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ
第18回
川越宗一
84p
歴史街道伝言板

94p
BOOKS・TOPICS

96p
この著者に注目!
松尾晋一

98p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
表紙画・表紙のことば
「あと、田沼」「うん、蔦重」
黒鉄ヒロシ
3p









歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。