雑誌
歴史街道 2024年8月号
今月号の読みどころ
今月の総力特集は、
〈小沢治三郎とマリアナ沖海戦――機動部隊を生み出した男の決断〉です。
昭和19年(1944)、日本とアメリカの機動部隊が激突し、「マリアナ沖海戦」が勃発しました。日本海軍は「アウトレンジ戦法」で挑みますが、結果は大敗。指揮を執った小沢治三郎は、なぜこの戦法を採用し、そして海戦後、何を思って生きたのでしょうか。海戦前の機密漏洩事件や、日本海軍が直面していた戦略的課題にも着目しつつ、機動部隊を生み出した男の真価と、史上最大の空母決戦の全貌に迫ります。
特別企画は、
〈出版から250年! 『解体新書』と杉田玄白――新時代を切り拓いた志〉。
今から250年前、日本の近代化を語るうえで、欠くことのできない書『解体新書』が生み出されました。日本初の本格的な西洋医学の翻訳書ですが、その難事に挑んだのが、杉田玄白でした。玄白の挑戦は一体、現代に何を問いかけてくるのでしょうか。
〈小沢治三郎とマリアナ沖海戦――機動部隊を生み出した男の決断〉です。
昭和19年(1944)、日本とアメリカの機動部隊が激突し、「マリアナ沖海戦」が勃発しました。日本海軍は「アウトレンジ戦法」で挑みますが、結果は大敗。指揮を執った小沢治三郎は、なぜこの戦法を採用し、そして海戦後、何を思って生きたのでしょうか。海戦前の機密漏洩事件や、日本海軍が直面していた戦略的課題にも着目しつつ、機動部隊を生み出した男の真価と、史上最大の空母決戦の全貌に迫ります。
特別企画は、
〈出版から250年! 『解体新書』と杉田玄白――新時代を切り拓いた志〉。
今から250年前、日本の近代化を語るうえで、欠くことのできない書『解体新書』が生み出されました。日本初の本格的な西洋医学の翻訳書ですが、その難事に挑んだのが、杉田玄白でした。玄白の挑戦は一体、現代に何を問いかけてくるのでしょうか。
公式サイト |
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総力特集 小沢治三郎とマリアナ沖海戦 機動部隊を生み出した男の決断
【総論】海軍の期待を背負った指揮官の実像と敗北の真相 |
戸髙一成 |
14p |
ビジュアル1 戦力・編制・陣形を比較! 日米両軍の機動部隊 |
20p |
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ビジュアル2 史上最大の空母決戦の軌跡 |
22p |
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情報戦ですでに敗北していた! 決戦前に起きた「海軍乙事件」 |
源田 孝 |
24p |
米軍の進攻正面はどこか――戦法より大きな次元での問題点 |
大木 毅 |
30p |
「起死回生の勝利を得る…」小沢が決戦に懸けたもの |
松田十刻 |
38p |
航空機、レーダー、新戦術… 日米両軍の技術力を分析する |
吉野泰貴 |
46p |
最後の連合艦隊司令長官となった武人の秘めた想い |
秋月達郎 |
52p |
特別企画 出版から250年! 『解体新書』と杉田玄白 新時代を切り拓いた志
日本の近代化に貢献した一冊と、それを生み出した医師の真価 |
坂井建雄 |
72p |
特別展、開催! 資料から浮かび上がるものと、後世に残したもの |
78p |
読み物
北条家滅亡の引き金となった「名胡桃城事件」の実相に迫る |
橋場日月 |
64p |
負けても負けても… 信長に抗った戦国大名・六角父子の生涯 |
鷹橋 忍 |
114p |
今こそ知っておきたい! 「性悪説」を説いた荀子の本当の教え |
長尾 剛 |
60p |
戊辰戦争の語られざる小隊・凌霜隊、出陣す |
山村竜也 |
97p |
「影」ある少年時代を乗り越えたノーベル賞受賞者たち |
高橋昌一郎 |
118p |
古代史企画 『出雲国風土記』に秘められた古代史の謎 |
古川順弘 |
106p |
連載 ほか
巻頭グラビア この人に会いたい vol.203 |
西野七瀬 |
7p |
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ 第12回 |
川越宗一 |
82p |
巻末グラビア 空から味わう日本の名城 第11回 桑折西山城 |
写真・文 畠中和久 |
130p |
歴史街道伝言板 |
92p |
|
BOOKS・CINEMA |
94p |
|
この著者に注目! 譽田亜紀子 |
96p |
|
連載 漫画家に聞く! 第20回 泰三子 「日本警察の父」川路利良を、志士の時代から描く |
102p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
表紙画・表紙のことば 治三郎の教訓 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。