株式会社富士ホンダ 代表取締役会長 増田正之 様
富士ホンダ様は、ホンダが軽自動車を発売した当初から代理店契約を結び、現在「ホンダカーズ富士東」として静岡県内に3店舗およびショールームを展開されています。
お客様との絆を深めるために「PHP」の贈呈を始められて30年以上。経営で大切なことは何か、「PHP」をどんな思いで活用されているか、会長の増田正之様にうかがいました。
自転車店から二輪車販売、自動車販売へ
初めに、会社の歴史と現在の概要をうかがいました。
Q まずはご創業の経緯からお聞かせください。
A ホンダの自動車販売店としては、1967(昭和42)年に本田技研工業が「N360」という軽自動車を発売したときに、代理店契約を結んだことが始まりです。
その前にさかのぼると、1951(昭和26)年、初代店主・増田留吉が開業した「増田自転車店」です。その後、ホンダが「スーパーカブ」を発売して大ヒットすると、当店でも1961(昭和36)年にスーパーカブの代理店契約を結び、取り扱いを始めました。
Q ホンダの二輪車の代理店を経て、四輪車に進出されたということですね。
A 1968(昭和43)年に改組して、「富士ホンダ販売」(当時)になりました。初代を含めて6人ほどでのスタートでした。この年、ホンダのNシリーズは国内販売台数1位を獲得したといいますから、幸先のよいスタートだったと思います。
現在は「ホンダカーズ富士東」(法人名:株式会社富士ホンダ)として、依田橋店(富士市依田橋)、静岡SBS通り店(静岡市駿河区)、富士宮小泉店(富士宮市小泉)の3店舗で営業。「アピタ富士吉原店」にはショールームがあります。
買っていただいた「あと」、本当の勝負が始まる
次に、経営方針や営業の姿勢についてお聞きしました。
Q 経営で大切にされていることは何ですか。
A ひと言でいえば「お客様を大事にすること」、これに尽きます。当社が四輪車の販売を始めてから半世紀以上。この間ずっと、私たちは地域のお客様方に支えられてきました。長いお付き合いをさせていただくお客様も多く、なかには親子二代でご購入くださるケースもあります。
Q お客様との関係づくりを何よりも大切にされてきたのですね。
A 例えば本部がある依田橋店は、自動車販売店が多く集まっている通りとは少し離れたところにあります。ふらりとご入店されるお客様は、まずいらっしゃいません。待っているだけでは商売にならない。こちらからお客様のもとへと足を運び、情報を収集したり、ニーズをすくい上げたうえでご提案をしたりといった活動が求められます。
もちろん簡単に成約することはできませんが、逆に言うと成約にまで至るということは、お客様との人間関係ができた証でもあります。
Q 古くからこの地にお住まいのお客様が多いのでしょうか。
A そうですね。ですから、営業エリアを広げていくことよりも、既存のお客様を大切にし、お客様との人間的なお付き合いを深めていくところから、ご紹介などですそ野を広げていく活動を重視しています。
車を買っていただかなければ始まらないのは確かですが、本当の勝負は買っていただいた「あと」。買った「あと」のサービスやフォローをいかに手厚く、充実させていくか。それが大事だと考えています。
地域密着でお客様との関係を築き上げてきた依田橋店の店内
身体と同様に、心にも「栄養」が必要
最後に、「PHP」のご活用理由やその感想についてお尋ねしました。
Q どのような思いで「PHP」をお客様にお届けされていますか。
A 毎月、直接お目にかかれるお客様は限られています。日頃お会いできないお客様とも、継続的に接点を持ち続けるためには何ができるか――そう考えて、「PHP」の贈呈を始めました。昭和の時代から続けていますから、もう30年以上になります。
Q お客様からのご反響はいかがでしょうか。
A 先日、あるお客様に呼ばれてご自宅を訪問したのですが、家の中に入って驚きました。なんと、これまでにお送りした「PHP」がすべて本棚に並べられていたのです。それを見て思いました。お会いしない間も、「PHP」がお客様とのご縁をつないでくれていたのだと。
Q そこまで大切にしていただけるとは、私たちもうれしく思います。
A 「毎月楽しみにしている」というお客様もいらっしゃいます。何かの手違いで届かなかったとき、当社にお問い合わせがあったくらいです。
もし、当社のお客様でこの記事をご覧になって、「うちには届いていない」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ「ホンダカーズ富士東」にご一報ください。すぐにお送りさせていただきます。
Q 増田会長様は「PHP」について、どんな印象をお持ちですか。
A 月刊誌とはいっても、いつまでも古くならない普遍的な内容です。著名人も登場しますが、テレビなどでは見ることのできない貴重な一面を知ることができます。成功する人は何が違うのか。ちょっとした心遣い、ほんの小さな心配りを続けることの大切さを教えられます。
私たちの身体には、毎日食べ物からの栄養が必要ですが、同様に、心にも栄養が必要だと思います。「PHP」は読む人の心を豊かにする「心の栄養」です。「活字離れ」と言われて久しい今、ぜひ多くの方に読んでいただきたいですね。
「『PHP』は心の栄養です」と語る増田会長様
インタビューにご協力いただいた富士ホンダ様、ありがとうございました。
※企業名、お役職は取材当時のものです。
【会社概要】
社 名 株式会社富士ホンダ
設 立 1951(昭和26)年
業 種 自動車販売・整備業
代 表 者 代表取締役会長 増田正之 様
代表取締役社長 増田憲一郎 様
従業員数 52名
所 在 地 静岡県富士市
U R L https://www.hondacars-fujihigashi.co.jp/
記事作成日:2019年2月22日