『PHP』贈呈先に行ってまいりました!
南砺市立福光中部小学校 校長 高田公美先生にお話を伺いました。
(※肩書は2023年取材当時)

「自啓教育」で主体的に学ぶ児童を育てる

本校の基本理念は、児童自らが自己啓発していく教育「自啓教育」です。初代校長・森田清作先生が示した考え方で、1977年の開校以来継承し、成果を上げてきました。
例えば新しい単元を学ぶときには、「自分で教科書を読んで考える」「友だちと話し合う」「先生にじっくり教わる」など、自分に合う学び方を、子供が自ら考えて選びます。教室もオープンスペースで、児童がそれぞれの方法で学びやすい空間になっています。
学習の主体者は子供であり、私たち教師はその支援者です。合言葉は「立つな 話すな 整えよ」。教壇に立っての一斉指導でなく個に応じた指導をすること、言葉で教え込むより体験学習を重視すること、子供が自ら学びたくなる環境を整えること、この三つを大事にしています。

『PHP』で知見を広げる

『PHP』は学生の頃からよく読んでいました。今、子供たちが大事、教職員や保護者も大事、と自然に思えるのは、お客様も従業員も大事にされた松下幸之助さんの思想に触れてきた影響かもしれません。
教職に就いてからは、記事の内容を自分なりにかみ砕いてクラスで話題にしたり、「学校だより」の参考にしたりと、教育にも活用しています。
アルカスコーポレーション様には『PHP』を長くご寄贈いただき、大変感謝しています。教職員も私も、毎月届くこの雑誌から、さまざまな世界を知るきっかけを得られています。地元の学校を応援してくださる思いを受け止め、子供たちをしっかり育てることで、ご恩返しをしていきたいと考えています。