畠山健二「本所おけら長屋シリーズ」

「本所おけら長屋」とは?

江戸落語テイストで会話が飛び交う、笑えて泣けるベストセラー

お江戸は本所亀沢町にある貧乏長屋。万造、松吉の「万松」コンビを筆頭に、左官の八五郎・お里夫婦や後家女のお染、 浪人の島田鉄斎ら個性的な面々が住んでいる。人情とお節介で下町界隈でも名高い「おけら長屋」では、今日も笑いと涙 の“珍”騒動が巻き起こって……。

最新巻、外伝! シリーズ200万部突破!!

おけら長屋外伝

金はないが情はある、お節介で名高い「おけら長屋」を舞台にした大人気シリーズの“外伝”は、登場人物たちの若き日を描く前日譚。万造と松吉は、おけら長屋で出会った途端に意気投合するが……「馬鹿と外道は紙一重」、おけら長屋は実は“事故物件”!? 住民らに災いが起きる中、長屋立ち退きの話まで持ち上がり……「金太が街にやってくる」など全四編と、特別付録としてシリーズ第一幕(1巻〜20巻)の名場面ガイドを収録。

定価:880円(本体価格:800円) 

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おけら長屋セット

シリーズ20巻&200万部突破記念の特別限定セット! これから読み始める方に大変おトクな、1~3巻詰め合わせです。プレゼントに最適! 

定価:1,100円(本体価格:1,000円)

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主な長屋の面々

おけら長屋 万造
万造

米屋奉公人。松吉とつるんで酒を呑み、長屋に騒動や事件を巻き起こす。正義漢でやさしい一面も。

おけら長屋 松吉
松吉

酒屋奉公人。万造の相方として、いつも騒動を盛り上げる。2人合わせて「万松」と呼ばれる。

おけら長屋 八五郎
八五郎

左官。気風も腕もいい職人だが、抜けたところも多く、万松にいじられる。

おけら長屋 お里
お里

八五郎の妻で、長屋のおかみさん連中のリーダー格。はっきりモノを言うタイプだが、気立てはいい。

おけら長屋 お染
お染

乙な後家。30代半ばの大人の色気を持つ。つらい過去を持ち、おけら長屋には訳ありで住むことに。

おけら長屋 徳兵衛
徳兵衛

大家。おけら長屋で最長老。良識派で計算も立つが、万松の暴走には引きずられがち。

おけら長屋 島田鉄斎
島田鉄斎

元津軽藩士の浪人。温厚で常識人だが、剣の腕は超一流。長屋の騒動のまとめ役として貴重な存在。

イラスト:三木謙次

著者紹介

畠山健二(はたけやま・けんじ)

畠山健二(はたけやま・けんじ)

1957年、東京都目黒区生まれ。墨田区本所育ち。演芸の台本執筆や演出、雑誌のコラム連載やものかき塾の講師も務める。
2012年、『スプラッシュ マンション』(PHP文芸文庫)で小説家デビュー。翌年スタートした文庫書き下ろし時代小説「本所おけら長屋シリーズ」がベストセラーとなる。
その他の著書に『下町呑んだくれグルメ道』(河出文庫)、『超入門! 江戸を楽しむ古典落語』(PHP文庫)、『粋と野暮 おけら的人生』(廣済堂出版)、共著に『猿と猿回し』(内外出版社)がある。


シリーズ好評既刊

第1幕(1~20巻)

おけら長屋1巻

訳あり浪人の島田鉄斎が住人となり、おけら長屋の面々が“笑撃”の全員集合! 「江戸は面白いところですなあ。まだ半日だというのに、次々と事件が起こる」(島田鉄斎)

定価:681円(本体価格:619円)

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おけら長屋2巻

おかみさんも娘も入り乱れ、笑いと涙が止まらない。万造の意外な素顔も明らかに。 「あたりめえよ。こちとら江戸っ子でえ。心で泣いて顔で笑うのよ」(万造)

定価:681円(本体価格:619円)

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おけら長屋3巻

人情落語テイストがさらに進化した第3弾。大家・徳兵衛の知られざる過去とは? 「スネにキズを持つ大家なんて粋じゃねえか。そんな長屋に住めるおれたちは果報者です」(松吉)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋4巻

八五郎の娘・お糸と文七の恋の行方は? 万造・松吉の笑える魅力もたっぷり! 「楽しいよ、お節介って。やくのも、やかれるのも。だって、その人が好きってことだろ」(お染)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋5巻

幽霊相手に度胸試し、富くじ大当たりの夢はどうなる? 異色の佳作ぞろいの第5弾! 「拙者などは、何も辛くはない。辛くはないのだ。その方に比べればな」(津軽藩主・高宗)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋6巻

お染の後をつける大工の又造、八百屋の金太に嫁取り話? 新キャラ、新展開に注目! 「由兵衛さんの薬もよかったが、お満の病に一番効くのは、おけら長屋のようだな」(聖庵先生)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋7巻

万松コンビが“ねずみ小僧”を追う? おけら長屋の面々に様々な事件が巻き起こる。 「だれにでも過ちはある。その過ちを傷にするのか、肥やしにするのかは本人次第だ」(島田鉄斎)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋8巻

娘の仇討に一肌脱ぐ、大関に挑む気弱な相撲取りに肩入れ……。人情とお節介が一段と冴える! 「仕方ねえ。ねえ袖は振れねえってこった。大切なのは心意気だ。有り金すべて出したんだから文句はねえだろ」(八五郎)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋9巻

腰抜け武士といわれた男の本当の姿とは。華やかな花魁が語る女の覚悟……。人生の機微に鋭く迫る。 「でも、私は騙される人が好きです。それだけ優しいってことですから。お金をとられたのはかわいそうだけど……」(お染)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋10巻

長屋に預けられた若旦那・弥太郎が引き起こす大騒動。「男の情」に胸がふるえる節目の10巻! 「この人は、なんで泣いてるんだ。おっかさんが死んじまったのか。それなら、おいらも一緒に泣くぞ」(金太)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋11巻

お染の誰にも言えない切ない過去。子どもを預かった八五郎の熱い男気。江戸っ子人情が沁みる! 「ちゃんと見るんだ。てめえがやったことだろう。男ってえのはな、てめえがやったことには、けじめをつけなきゃならねえんだ」(八五郎)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋12巻

行方不明の夫を探す母と娘、黒石藩の女剣士……。女たちの気風のよさも江戸の華! 「あたしたち女だけで、なんとかしようって決めたんじゃないか。こっちにも意地ってもんがあるからね」(お里)

定価:682円(本体価格:620円)

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おけら長屋13巻

あの二人に、衝撃の展開が!
情感たっぷりに描かれた、
累計100万部突破の人気作。
「物事の良し悪しを決める物差しは、粋か野暮かなんでえ。それが江戸っ子ってもんだ」(八五郎)

定価:700円(本体価格:636円)

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おけら長屋14巻

お糸の出産をめぐり、気が気でない長屋の面々が大騒動!?
下町人情の温かさが胸を打つ。
「おれたちにとっちゃ、本物の殿様だろうが、偽物の殿様だろうがどうでもいいんで。“好き”か“嫌(きれ)え”かってことだけでさあ」(万造)

定価:700円(本体価格:636円)

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おけら長屋15巻

鉄斎に真剣勝負を挑む若き武芸者が登場。津軽黒石藩での過去を知った長屋の面々は……。 「そんな嬉しい言葉をいただいて、商売人冥利に尽きます。地道に商いを続けていると、こんなご褒美をもらえることがあるんですね」(与兵衛)

定価:700円(本体価格:636円)

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おけら長屋16巻

おけら長屋にミステリー!?
万松、鉄斎、お染、お満らが、
知恵と人情で難事件に挑む。
「男を好きになるのに理由なんかありません。でも、ひとつだけ……。その男の心根を知っているからです。何が起こっても、自分がどうなろうとも、必ず私を守ってくれます」(お満)

定価:700円(本体価格:636円)

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おけら長屋17巻

鉄斎が大店に婿入り!? 亀吉が友だちの目にケガを!?
家族の“つながり”の大切さが胸に迫る。
「わかりました。こうなったら、雪隠の火事。どうにでもなれってことですな」(徳兵衛)

定価:700円(本体価格:636円)

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おけら長屋18巻

金太が相棒の犬をかばって大けがを! 一肌脱いだ長屋の面々が大活躍。 「人っていうやつは、生まれたときから独りぼっちなんですよ。死ぬときだって独りぼっち。贅沢を言っちゃいけませんよ」(お染)

定価:770円(本体価格:700円)

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おけら長屋19巻

松吉とお栄がついに所帯を!?
お栄と母親の確執をいやし、良き日を迎えた長屋の面々。
「人の心の中には、善人と悪人がいるそうですが、あっしたち、おけら長屋で暮らしている連中の心の中には、お節介って虫がいるんでさあ」(松吉)

定価:770円(本体価格:700円)

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おけら長屋20巻

お満が長崎に留学!? その時、万造は……。シリーズ第一幕、堂々完結! 「好きってことは、相手を信じるってことさ。たとえ裏切られることになったとしても、自分は相手を信じるってことさ。それしかないんだよ」(お染)

定価:770円(本体価格:700円)

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