• HOME
  • ニュース
  • 『ぼくのねこ ポー』が、第71回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定されました

ニュース
  •  
  •  


『ぼくのねこ ポー』が、第71回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定されました

岩瀬成子作、松成真理子絵『ぼくのねこ ポー』が、第71回青少年読書感想文全国コンクールの小学校低学年の部(1、2年生)の課題図書に選定されました。


第71回青少年読書感想文全国コンクールぼくのねこポー

今回本書が選ばれた理由としては「主人公の心の葛藤が良く描かれていて身近にねこがいても、いなくても自分のことのように想像しながら読むことができる文章が素晴らしい。自分のことよりも生きものの気持ちを優先して考える主人公の行動が、子どもたちの生き方に光を与えてくれる点」が評価されました。


第71回青少年読書感想文全国コンクールの詳細はこちら


本書のご紹介

ぼくのねこポー

『ぼくのねこ ポー』

岩瀬成子 作/松成真理子 絵
定価:1,430円(10%税込)

放課後クラブが終わった学校からの帰り道。白い家の近くでねこを見つけた。つれて帰りたいなと思ったけれど、お母さんは「だめ」っていうかもしれない。

そのとき、ぽつっとぼくの首に雨があたった。雨がふりだしたら、ねこがびしょぬれになってしまうと思って、家につれて帰った。お母さんは「すてねこなら飼ってもいいけど」といって、ねこに心当たりがないか白い家の近くにたずねにいった。でも、誰もねこのことは知らなかった。ぼくは、ねこに「ポー」という名前をつけた。

ぼくのクラスに森あつしくんという子が転校してきた。森くんと仲良くなって話していると、「家族は両親と妹と、それからねこ」といった。そして森くんは、「だけど、ねこがね、いなくなっちゃったんだよ」とつらそうな顔をした。ぼくはなんだかむねが急にドキドキしはじめた。「しんぱいだね」といったけど、どんなねこ? とは聞かなかった。どんなねこか、知りたくなかった......。

少年の心の機微を丁寧な筆致で描いた幼年童話です。


おしらせ 最新記事