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川上徹也さん『あの日、小林書店で。』が、第3回「ひょうご本大賞」を受賞
川上徹也さん『あの日、小林書店で。』が、第3回「ひょうご本大賞」を受賞しました。
「ひょうご本大賞」は、「兵庫県が舞台、または兵庫県出身・在住の著者の小説」を条件に、県民に読んでほしい3作品を神戸新聞ブッククラブ(KBC)に加盟する県内書店が選出し、読者の投票により大賞が決まります。
本書のご紹介
[著] 川上徹也
税込価格:990円(本体価格900円)
2024年5月、惜しまれつつ閉店――。伝説の書店をモデルにした、仕事と人生に効く「感動のノンフィクション&ノベル」!
なんとなく社会人になった、出版取次の新入社員・大森理香。悩んでいた理香を上司が連れていったのは、わずか 10 坪しかない町の小さな書店だった。この書店の店主・小林由美子との出会いをきっかけに、理香の仕事と人生への考え方が少しずつ変わっていく――。
店主と出版取次・新入社員との心温まる交流と成長ストーリー。文庫版は、書き下ろし「5年後、あの日の続き」(30ページ超)と解説(社納葉子・ライター)が加わりました。
「『そもそも、私は何で大阪支社なんですか? 何で営業なんですか。どうして大販に入ったかを書店の人にも言えない自分が、何でここにいるんですか? 私より向いている人間いっぱいいたはずです。何で私が大阪で、何で私が営業で、何でこの場所にいるのかがわからないです。教えてください』心にずっと溜まっていたものを一気に吐き出したら、涙がとめどなく溢れ出てしまった」(本書より)
『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』を改題し、再編集。