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『赤と青とエスキース』の作中コミック、「ブラック・マンホール」制作プロジェクトの作画担当者が決定しました!
2022年本屋大賞第2位、青山美智子著『赤と青とエスキース』の作中コミック「ブラック・マンホール」(ブラマン)の制作にあたり、作画担当を公募しておりましたが、この度決定の運びとなりましたのでお知らせいたします。
青山美智子さんを審査委員長とし、PHP研究所の文芸作品の担当編集部が、厳正な審査を行い、作画担当は都森もこさんに決定しました。
受賞者・都森もこさんより
光栄な賞を頂き誠にありがとうございます。
ブラマンを描きたい!という一心での応募だったので私自身これからが楽しみで仕方ありません。「砂川凌」を感じられつつも、原作をこれから楽しみたい方にもワクワクして頂けるような作品を青山先生とご一緒に創り上げていきたいです。
どうぞよろしくお願い致します。
※都森さんには、2023年1月25日(水)、PHP研究所東京本部にて賞金10万円を進呈し、今後はコミック作品「ブラック・マンホール」の作画担当として、制作に参画していただきます。
都森さんは、本プロジェクトがコミックの商業出版初の挑戦になります。
皆様、どうぞご支援をよろしくお願い申し上げます。
◆都森もこ TwitterID:@moco_a_moco2
公募にあたっては、『赤と青とエスキース』の第3章「トマトジュースとバタフライピー」を原作としてイメージしたオリジナルのコミカライズ作品をご応募いただきました。この度の受賞作品は、pixivノベルで公開しております。
青山美智子さんより
ご応募いただいた全ての方々へ
写真撮影:土佐麻理子
『ブラック・マンホール』コミカライズのプロジェクトにご応募いただき、ありがとうございました。文字だけの世界である小説が、皆さんによってビジュアル化されたのを拝見し、とても嬉しく感動的でした!
原稿と共に熱意をお寄せくださったことを心より感謝します。
「ブラマン」とは?
「ブラマン」とは、『赤と青とエスキース』内に登場する漫画家・砂川凌(すながわ・りょう)が描き、作中で「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞したとされる、架空の漫画です。
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『ブラック・マンホール』そんなタイトルのその漫画は、通称「ブラマン」と呼ばれている。
下水道管に住むモンスターの話だ。シュールでオシャレで、ちょっとホラーなのにちょっと笑えて......なにしろおもしろい。人間の愚かさと英知、ラブとサスペンスが絶妙なバランスで描かれている。
下水道の仕組みもわかりやすく取り上げられているので、教育現場や環境問題を扱うセミナーなんかで資料として使いたいという申し出もよくあると聞いた。エンタメ的にも社会的にも高く評価された作品だ。
~『赤と青とエスキース』第3章「トマトジュースとバタフライピー」より~
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この度の公募では、上記の基本設定をもとに、プロ・アマ問わずさまざまなクリエイターの方から作品をお寄せいただきました。あらためて御礼を申し上げます。
また、優秀作多数のため審査に時間がかかり、発表が予定より大幅に遅れましたことをお詫び申し上げます。
今後の予定
コミカライズ作品は、デジタル配信、電子書籍、あるいは紙書籍など、各種媒体での販売を予定しております。
刊行時期など詳細につきましては、小社ホームページ等にて随時お知らせいたします。
※本公募に関するお問い合わせ先:
PHP研究所広報担当 prinfo@php.co.jp <メール対応のみ>