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『社員に任せるから会社は進化する』が「人を大切にする経営学に関する研究奨励賞」を受賞しました
2019年度「人を大切にする経営学に関する研究奨励賞 図書部門優秀賞」に、近藤宣之著『社員に任せるから会社は進化する』が選ばれました。同賞の授賞式が、第9回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の表彰式に併せ、3月20日に東京の法政大学で行われました。
「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」は、人を大切にする経営学会・坂本光司会長の著作である『日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズ(あさ出版刊)でも知られる賞で、お客様や社員を大切しているキラリと光る中小企業を表彰するものです。この賞と併せて選考されているのが、人や地域社会を大切にする経営学を深化・普及していくことに貢献した図書や論文を対象とした「人を大切にする経営学に関する研究奨励賞」です。
受賞作『社員に任せるから会社は進化する』著者の近藤宣之氏は、レーザー関連機器の輸入・販売商社である日本レーザーの会長を務めています。倒産寸前の会社を建て直し、社員を徹底的に大切にする経営を実践することで25年連続黒字を達成するなど、その経営手腕が注目されています。
当日は「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の表彰に続き、近藤氏ともう一方の図書部門受賞者が登壇。審査員から表彰状と重厚なガラス製の楯が手交されると、会場からは温かな拍手が送られました。
図書部門の表彰では、出版社にも表彰状と楯が贈られることになっており、光栄にも弊社の担当編集者も登壇し、表彰を受けることとなりました。会場からの拍手に、少し面映ゆさを感じつつも、感謝の気持ちが溢れたそうです。
笑顔の近藤宣之氏(左)と、緊張気味の担当編集者
『社員に任せるから会社は進化する』には、巻末に「日本レーザーは日本型ティール(進化型)組織である」とする17ページにもわたる解説文(日本経済大学高橋宏誠教授執筆)が収録されています。近藤氏曰く、「この解説文が、学術的な面でも評価されたことが、表彰に結びついたのかも知れません」と分析されていました。
これからの企業には、お客様はもとより、社員や取引先、地域社会などとの共存共栄を目指す姿勢が求められています。それを実践している企業経営者が集う会場の熱い雰囲気からも、人を大切にする経営の重要性を感じられた表彰式でした。
日本でいちばん大切にしたい会社大賞(主催:人を大切にする経営学会、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞実行委員会)についてはこちら
受賞作について
『社員に任せるから会社は進化する』近藤宣之著
債務超過で銀行にも見放された会社を、25年間連続黒字・離職率ほぼゼロに導いた日本版「進化型(ティール)組織」による経営手法を公開。