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ヨシタケシンスケさん『おしっこちょっぴりもれたろう』静岡書店大賞を受賞
ヨシタケシンスケ作・絵『おしっこちょっぴりもれたろう』が、第7回静岡書店大賞(児童書新作部門第1位)を受賞しました。
「静岡書店大賞」のための限定帯
「静岡書店大賞」(主催:「静岡書店大賞」実行委員会、共催:静岡新聞社・静岡放送)は、県内の書店員さん・図書館員さんが「読んでもらいたい本」を投票で選ぶ文学賞です。「小説」「映像化したい文庫」「児童書・名作」「児童書・新作」の4部門があります。ヨシタケシンスケさんは、PHP研究所では『なつみはなんにでもなれる』(第6回)と『りゆうがあります』(第4回)で、いずれも「児童書・新作」部門の第3位に入賞されていますが、今回は初の第1位に輝きました!
2018年12月4日(火)には、静岡市内で授賞式と懇親会。授賞式冒頭では、今年8月に亡くなった静岡県ご出身の漫画家・さくらももこさんを追悼し、実行委員会から感謝状とトロフィーが贈呈されました。
「小説部門」「映像化したい文庫部門」の表彰後、ヨシタケシンスケさんが登壇。記念の盾が、実行委員代表の高木久直氏(戸田書店)から手交されました。副賞は「どんどんオリジナルカレー」。地元で知らない人はいないと言われるお弁当専門店のご当地レトルトカレーが賞品とは、さすがですね!
ヨシタケさんは受賞スピーチで「もれたろう」のモデルや制作過程に触れ、「今もれちゃっている人、かつてもれていた人、そしてこれからもれる予定の人に読んでほしい」と語り、会場を盛り上げました。
静岡県だけでなく業界を少しでも盛りあげていきたい、本の良さをもっと伝えていきたいという人たちが集う、和やかムードに溢れた1日。控室でのヨシタケさんは、親交がある鈴木のりたけさん(児童書・新作部門第2位・浜松出身)と話に花を咲かせたり、芦沢央さん(小説部門第1位)から「もれたろう」サインを求められたりと、舞台裏でも和気あいあいと過ごされてました。
吉見書店竜南店のPOP
過去2回の受賞時に続き、今回も一緒に静岡を訪れた『おしっこちょっぴりもれたろう』担当編集者は、地元書店員の皆さんの変わらぬ「熱意」を改めて感じたそうです。多忙な業務に追われながらも、現場の書店員さんが実行委員となって、企画から運営まで行なう静岡書店大賞。熱い思いに支えられた賞に選んでいただけたことを、ここで改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!
静岡書店大賞の詳細はこちら
受賞作について
『おしっこちょっぴりもれたろう』ヨシタケシンスケ作・絵
ぼくは、パンツにおしっこがちょっぴりもれちゃうから、
いつもお母さんにおこられる。
でも、いいじゃないか。ちょっぴりなんだから。
子どもの悩みがちょっぴり軽くなる!?
いま最も注目の絵本作家・ヨシタケシンスケのユーモア絵本。