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第27回山本七平賞は新井紀子著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
PHP研究所(京都市南区西九条北ノ内町11、代表取締役社長 清水卓智)は、9月13日(木)午後6時から、「新ばし 金田中(かねたなか)」にて、第27回山本七平賞の最終選考会を開催しました。その結果、以下のとおり受賞作が決定しましたので、ここにお知らせいたします。
【山本七平賞】
受賞作:『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』 (東洋経済新報社 2018年2月15日)
著 者:新井紀子(あらい・のりこ)
国立情報学研究所教授、同社会共有知研究センター長。一般社団法人「教育のための科学研究所」代表理事・所長。1962年10月22日、東京都三鷹市出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学数学科卒業、イリノイ大学5年一貫制大学院数学研究科単位取得退学(ABD)。東京工業大学より博士(理学)を取得。専門は数理論理学。2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクタを務める。2016年より読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を主導。主著に『ハッピーになれる算数』、『生き抜くための数学入門』(イースト・プレス)、『数学は言葉』(東京図書)、『コンピュータが仕事を奪う』(日本経済新聞出版社)、『ほんとうにいいの? デジタル教科書』(岩波書店)など。
副賞として300万円、記念品として腕時計、山本七平著『静かなる細き声』の特装本を贈呈します。
贈呈式は11月9日(金)午後6時より、都内で開催予定です。
山本七平賞は、1991年12月に逝去された山本七平氏の長年にわたる思索、著作、出版活動の輝かしい成果を顕彰することを目的に、1992年5月に創設されました。賞の対象となる作品は前年7月1日から当年6月末日までに発表(書籍の場合は奥付日)された書籍、論文で、選考委員は、伊藤元重(学習院大学教授)、呉 善花(拓殖大学教授)、中西輝政(京都大学名誉教授)、八木秀次(麗澤大学教授)、養老孟司(東京大学名誉教授)の5氏。
★過去の受賞作などはこちら⇒PHP研究所 山本七平賞