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京都の魅力は季節のうつろい――『二十四節気の京都』出版記念イベントレポート

さる10月19日(木)、歴史と由緒ある明治2年開校の元明倫小学校の一室(京都市下京区、現京都芸術センター内)にて、『二十四節気の京都』出版記念トークイベント「魅力あふれる二十四節気の京都」(主催:京都市・PHP研究所)が開催されました。

 

 

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登壇者は京都市長の門川大作さん(写真左)、文化庁地域文化創生本部事務局長の松坂浩史さん(写真右)、『二十四節気の京都』の著者、作家の柏井壽さん(写真中央)です。

 

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冒頭に、柏井さんによるスピーチ。京都の魅力は何といっても季節のうつろい。京都での暮らしには、二十四節気が当たり前のようにしみついている。それはとりわけ食文化に見られる。なかでも和菓子。季節あっての和菓子なのだから、和菓子をスイーツと呼ぶのは違和感がある……といったお話をいただきました。

 

続いての門川市長と松坂事務局長とのトークショーでは、門川市長が華道ならぬ“菓道”を提唱され、深みのある和菓子の文化を再認識し広めていきたいとおっしゃっていたのが印象的でした。

 

文化庁が京都に全面移転してくるということで、この四月から京都に住みはじめた松坂事務局長は、東京は案内するところが浅草寺、スカイツリーくらいしか思いつかないが、京都ではどこに行こうかといつも悩んでしまう。どの季節にどこを案内しても、日本のイメージ向上に間違いなくつながるから、しっかりと日本の文化として伝えていきたいと話しておられました。

 

当日、会場となったレトロな教室は満席。参加者の皆さんは、京都の達人たちの言葉に熱心に耳を傾けていました。イベント終了後、同会場で行なわれた柏井壽さんのサイン会でも、京都への思いや、京都愛に溢れたやりとりが交わされていました。

 

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