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1947年発行の『PHP』創刊号を電子化、無料配信~創設70周年記念
PHP研究所創設70周年記念を記念し、1947年に発売された月刊誌『PHP』の創刊号を、電子書籍として無料配信いたします。
◆『PHP』創刊号 無料配信の経緯
1946年に松下幸之助(現・パナソニック創業者)により創設された弊社は、本年11月3日をもっておかげさまで70周年を迎えます。PHPとは"Peace and Happiness through Prosperity"の頭文字で、「繁栄によって平和と幸福を」という願いをあらわしたものです。月刊誌『PHP』はPHP活動の機関誌として1947年4月に創刊、現在は約50万部を発行しております。
現代社会は大きな発展を遂げている反面、今なお、さまざまな問題が山積しています。創設70周年という節目の年を迎え、「人間とは、幸福とは、真に豊かな人生とは何か」を問い続けた松下幸之助と、それにご賛同いただいた当時の方々の思いを、いま一度世に問うことを目的に、この度の電子化と無料配信を企画いたしました。
◆昭和史を代表する識者、文化人による社会再建と繁栄への願いを収録
1947年、『PHP』創刊時の定価は8円。戦後の混乱が続き、社会全体が先行きの見えない、不安に包まれていた時代、本誌には松下幸之助のほか、昭和史を代表する識者、文化人の記事が多数掲載されています。上方漫才の父・秋田實、芥川賞唯一の受賞辞退者・高木卓、日本の原子物理学の第一人者・菊池正士、明治・大正・昭和をまたぎ活躍した文豪・室生犀星、手塚治虫が尊敬した天才漫画家・横井福次郎など、いずれも同時代の証言であり、たいへん貴重な文献となっています。
◆創刊当時の誌面を忠実に再現
創刊号は弊社においても現存数が少なく、保存状態は必ずしもよくありませんでした。この度の電子化にあたっては、可読性を保持しつつも創刊号の誌面を忠実に再現することに努めました。漫画やイラストなどからは当時の世相をうかがい知ることができ、読みものとしても非常に興味深い内容となっています。
本電子書籍は、下記の電子書籍販売サイトを通じて、10月28日(金)より無料配信中です。