• HOME
  • ニュース
  • 衛藤美彩(乃木坂46)×澤昭人、会計小説『なぜカノ』発刊記念シンポジウム&お渡し会レポート

ニュース
  •  
  •  


衛藤美彩(乃木坂46)×澤昭人、会計小説『なぜカノ』発刊記念シンポジウム&お渡し会レポート

2016年8月25日(木)、『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』(略して、なぜカノ)発刊記念シンポジウム「簿記・会計の現在、過去、未来。」が、日本大学商学部講堂で開催されました。

 

衛藤美彩

『なぜカノ』は、簿記・会計をテーマにしたSF仕立てのエンターテインメント・ビジネスノベル。
「複式簿記が存在しないパラレルワールド」に迷い込んでしまった乃木坂46・衛藤美彩さんが、簿記・会計の知識を駆使して難事件を解決していくというシナリオ仕立ての小説です。
乃木坂46のメンバーでは初の本格的なビジネス書の出版ということもあり、シンポジウムには抽選でご招待した約200名のファンのみなさまのほか、たくさんの報道陣に駆けつけていただきました。

シンポジウムは基調講演でスタート。
まずは会場をご提供いただいた日本大学商学部准教授の濱本明先生から、簿記会計についてのミニレクチャーがあり、その後、今日いちばん伝えたいこととして、「衛藤さんのことが好きなら、簿記・会計のことも好きになってください」というメッセーが会場のみなままに贈られました。
このメッセージ、濱本先生は一晩寝ないで考えてくださったとのこと。濱本先生、ありがとうございました!

つづいて、中部学院大学経営学科教授・畠山久志先生がご登壇、「アドベンチャーと簿記会計」というテーマでご講演。
本書の背景となる簿記会計の知識をわかりやすくご説明いただき、『なぜカノ』の背景にある世界観がぐっと広がります。と同時に、ビジネスシンポジウムらしいピリッとした空気も漂います。

濱本明・畠山久志

そしてファンのみなさまお待ちかね、衛藤美彩さん(みさ先輩!)と共著者で公認会計士の澤昭人先生が、大きな拍手の中でご登場、濱本先生の司会で、パネルディスカッションがはじまります。
ただ……会場が大学の講堂で、テーマがテーマということもあってか、ファンのみなさんの表情も心なしかいつもより緊張気味? 

そんな様子を察した衛藤さんは開口一番、「あの、みなさん、先生がた、めちゃめちゃ緊張していません? 大丈夫ですか(笑)。 せっかくなので、楽しい時間にしていけたらと思います」と挨拶。
衛藤さんのこのひと言で、会場の雰囲気が一気に和みます(運営もひと安心)。

衛藤美彩

『なぜカノ』の制作にあたっては、じつに50時間にもわたる澤氏の講義がなされましたが、衛藤さんは「話の内容が難しすぎて澤先生の目の前でフリーズしてしまいました(笑)」と語り、「10分間事件」の顛末が披露されました。
「机に10分以上つっ伏している衛藤さんを見ていて、どうしたらいいか困りました」という澤先生に、畠山先生から、「それハラスメントじゃないですか?」というツッコミが入るも、衛藤さんは「おかげでスイッチが入りました」とコメント。
終始和気あいあいとしたムードの中で、パネルディスカッションはすすんでいきます。

そして澤先生から、『なぜカノ』の物語の設定には当初、《衛藤さんが焼酎メーカーを立ち上げて社長になる》という別案があったことも紹介されました。
焼酎好きの衛藤さんからは、「その設定もよかったんですけど、パラレルワールドのほうが、みなさんに楽しんでもらえるかなと思って」と説明。
さらには、物語のラストへ向けた「ドロドロとした展開」が、じつは衛藤さん自身の発案(?)によることも明らかになりました。

また、講義の中で実際に衛藤さんが作成した「女性に焼酎ブームを起こす!!」というマインドマップが投影されると、その完成度の高さに会場がどよめく一幕も!

mindmapnazekano.jpg

パネルディスカッションの後は、書籍のお渡し会。
衛藤さんからファンのみなさまお一人おひとりに、できたてほやほやの『なぜカノ』が手渡され、短い時間ではありましたが交流の場が持たれました。
さすがに乃木坂46ファンのみなさまは、こうした場になれていらっしゃるようで、入場からお渡し会まで、おたおたしたのは、むしろPHPのスタッフだけだったようです(反省)。
ともかくも、スムーズな運営にご協力いただいたファンのみなさまに、この場を借りて御礼申し上げます!

衛藤美彩

お渡し会終了後、衛藤さんは報道陣の質問に対応。
「乃木坂46のメンバーで写真集を出している子はいるけれど、ビジネス書の出版は初めてだし、今日は一人で心細かったけれど、本をお渡ししたみなさんが喜んでくれたので、うれしかったです」とシンポジウムの感想を述べました。
また、「アイドルが『簿記の資格もってます』といっても、バラエティ的には発展しないじゃないですか(笑)。でも、本を出すことで学生時代に勉強したことが形になって、運命的だなと思いました」ともコメント。

50時間にもわたる講義について質問が及ぶと、「たいへんでした。逃げ出したくなるくらい」と、当時の苦労をふりかえりながら、「借方、貸方、勘定科目とかを暗記するのではなく、小説を読む気分で本質を勉強できるので、乃木坂ファンのかたはもちろん、簿記を勉強している学生さんやお仕事をされている社会人の方とか、たくさんのかたに読んでもらえたら」と、しっかりとPRしていただきました。

 

乃木坂46衛藤美彩が、複式簿記が存在しないパラレルワールドで大活躍!現役アイドルと公認会計士によるSF仕立ての実用会計ノベル。
『なぜ彼女が帳簿の右に売り上げと書いたら世界が変わったのか?』は、全国の書店で絶賛発売中です。本書の詳細はこちらへ。試し読みもできます。

衛藤美彩、なぜ彼女が帳簿の右に売り上げと書いたら世界が変わったのか


イベント 最新記事