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加藤実秋著『アー・ユー・テディ？』が連続ドラマ化！フジテレビドラマ「テディ・ゴー！」10/10スタート～出演は森川葵さん&哀川翔さん

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加藤実秋著『アー・ユー・テディ？』が連続ドラマ化！フジテレビドラマ「テディ・ゴー！」10/10スタート～出演は森川葵さん&哀川翔さん

加藤実秋著『アー・ユー・テディ？』が、フジテレビ系土曜深夜枠(土ドラ)にて、「テディ・ゴー！」としてドラマ化されることになりました。（2015年10月10日スタート）

原作のご紹介『アー・ユー・テディ？』

「ほっこり」を愛する和子は、お気に入りの雑貨を並べたカフェを開くのが夢。代官山のフリマでひと目惚れしたクマのあみぐるみを買って帰ると、なんとクマには殉職した刑事の魂が宿っていた！　事件の捜査中、崖（がけ）から落ちて死んだのだという。かわいいあみぐるみからオヤジ刑事（デカ）の魂を追い出すため、和子は、いやいや真相究明に乗り出す！　珍妙なコンビが軽快なテンポでお届けする爽快エンタテインメント。

思わずクスッと笑ってしまう原作の持ち味がどのようなテンポ感で映像化されるのか、どうぞご注目下さい。

出演者紹介

土ドラ　テディゴー

山瀬和子役　森川葵さん

主人公・山瀬和子を演じるのはドラマ初主演の森川葵さん。ファッション雑誌「Seventeen」のモデルとして活躍し（今年４月号で卒業）、昨年は『ごめんね青春！』（TBS）、今年は『She』（フジテレビ）、『表参道高校合唱部！』（TBS）と話題作に立て続けて出演している、今人気急上昇中の若手女優です。

【森川葵さんコメント】

「今回のドラマ主演が決まったときはすごく嬉しかったです。台本を読んで、本当にこれを映像でできるのかなと正直思いましたが（笑）、良いテンポ感で演じられるように頑張りたいです。先日、哀川さんと初めてお会いさせていただきましたが、気さくに話しかけてくださってとても嬉しかったです。明るく親しみやすい作品なので、楽しみながら一生懸命演じていきたいです」

天野康雄役　哀川翔さん

和子とバディを組むことになるオヤジ刑事・天野康雄を演じるのは、地上波連続ドラマにレギュラー出演するのは９年ぶりとなる哀川翔さん。プロデューサーからのラブコールを受けて出演を快諾した哀川さんのクマ役の演技に注目です。

【哀川翔さんコメント】

「ドラマ出演の話を聞いたときは、“俺がクマか～、クマいいな～”と思いました（笑）。この作品は茶化しているようですごく真面目な部分もあるので、バカバカしいことに真面目に取り組んでいけば面白いものができるんじゃないかと思います。本人は死んでいるし、突然クマの声でしゃべり出すなんてちょっと女々しいですが、本人的には事件の犯人を捜すことに一生懸命で、刑事として生きてきた証を確認したいんだと思います。果たして事件は解決するのか、楽しみにしてもらえればと思います」

和子と康雄からのスペシャルメッセージ

和子「康雄さん、大変。ドラマ化ですよ！」

康雄「騒ぐな。前から何度か話は来ていたが、まさか現実になるとはな。ところで、作者が俺らを思いついた理由が『バカだね～、とくつくつ笑って、読後ちょっと気持ちが軽くなってる小説が書きたい』って本当か？　バカで悪かったな。何様だ」

和子「それより、クマをぬいぐるみじゃなく、あみぐるみにした理由を知ってます？今から20年ぐらい前に書店であみぐるみの本を見て、『かわいい』と材料一式買い込んで挑戦したはいいけど、不器用すぎて最初の作り目さえできなかったそうですよ。その時の挫折感が根強く残ってて･･････らしいけど、超ネガティブ。しかも近頃『再挑戦しようか』と考えてる、とも聞きました。絶対無理。また挫折するに決まってる」

康雄「他にもあるぞ。『テディ・ゴー！』の第一話の冒頭を書いてる時に東日本大震災が起きたんだが、『毎月10日〆切の連載原稿を、11日に書き始めた』って状況が地震と同じぐらい怖くて、ぐらぐら揺れる中パソコンにしがみついてキーボードを叩き続けた、って噂だ」

和子「どんだけタイトロープな仕事してんですか。で、案の定最初に『大丈夫ですか？』って連絡してきたのがＰＨＰの担当編集者なんですよね。『大丈夫』の前に、明らかに（うちの原稿）と入ってるな、って感じたそうですけど……」

康雄「いろいろあったようだけど、このシリーズには、作者の魂が込められているのは間違いない。これは５作目も書くな。しかも、１作目以来の長編、シリーズ最高のビッグスケールだ」

和子「えっ、そうなんですか？　どこ情報？」

康雄「決まってんだろ、刑事(デカ)のカンだ。叩き上げのな」

和子「だから、康雄さんはもうデカじゃなく探偵。いくら叩いても、綿ぼこりと毛玉ぐらいしか出ませんから――でも、新作はありかも。今度こそ、冬野さんとの仲をはっきりさせて欲しいし。ついでにクマから康雄さんをすっきり除霊、じゃなくて成仏してもらって」

康雄「おいこら。どさくさまぎれに人を怨霊扱いしやがって･･････とにかく、ドラマ化だ。土曜の深夜だし、リラックスして楽しんで欲しいよな」

和子「ですね。けど、キャストとスタッフはすごいメンバーで、脚本もテンポがよくて謎解きは本格的。一度見たら、ハマること間違いなしです」

康雄「てな訳で、ドラマも原作もよろしく。そして、ともに進もうぜ。デカ道という名の一本道を!!」

(文：加藤実秋)