ドラマ「引き抜き屋」原作小説|雫井脩介

松下奈緒主演 WOWOW
「連続ドラマW 引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~」原作

「引き抜き屋」とは

「引き抜き屋」とは 「引き抜き屋」表紙画像 1巻 2巻

STORY

父が創業したアウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂は、創業者一族ということもあり、若くして本部長、取締役となった。しかし父がヘッドハンターを介して招聘した大槻と意見が合わず、取締役会での評決を機に、会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのが、奇しくもヘッドハンティング会社の経営者の並木で……。

新米ヘッドハンターとして新たな一歩を踏み出した小穂は、プロ経営者らに接触し、彼らに次の就職先を斡旋する仕事のなかで、経営とは、仕事とは何か、そして人情の機微を学んでいく——。

「引き抜き屋」ヘッドハンティングとは

登場人物

  • 鹿子小穂(かのこ・さほ)……父の会社を追い出され、並木に拾われた新米ヘッドハンター。
  • 並木 剛(なみき・つよし)……元ビジネス誌編集長にして、ヘッドハンティングの会社・フォルテフロースの経営者。
  • 渡会花緒里(わたらい・かおり)……並木とともに、フォルテフロースを経営する才色兼備の稼ぎ頭。
  • 戸ヶ里政樹(とがり・まさき)……ハーバード・ビジネス・スクールのMBAホルダー。服装にも隙のない切れ者。花緒里の元夫。

ドラマ化にあたって

著者・雫井脩介より

ヘッドハンターはビジネス界の一部のエグゼクティブ層を相手にする仕事であり、多くの人々にとっては縁遠い存在かもしれません。

しかし、日本のビジネス社会で活躍の場を広げつつある彼らの仕事には、栄枯盛衰、自己実現、失敗や挫折、人の結びつきといった、どの人間社会にも通底するテーマが横たわっています。

「引き抜き屋」の主人公・小穂は、そうした問題と向き合い、周りに支えられながら様々な案件をこなしていくことで、人間として着実に成長していきます。

今回のドラマでは、松下奈緒さん演じる小穂を通して、みなさんにもヘッドハンティングという特殊な世界を覗いてもらい、そこにある普遍的な人間模様に共感していただけたらと思います。

著者プロフィール

雫井脩介(しずくい・しゅうすけ)

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年に第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』でデビュー。04年に『犯人に告ぐ』を刊行、翌年には第7回大藪春彦賞を受賞し、ベストセラーとなる。
主な著書に『検察側の罪人』『望み』『仮面同窓会』『銀色の絆』などがある。

ドラマ情報

WOWOW「連続ドラマW 引き抜き屋 〜ヘッドハンターの流儀〜」放映スタート

WOWOW「連続ドラマW 引き抜き屋 〜ヘッドハンターの流儀〜」
11月16日(土)WOWOWプライムにて放送スタート
毎週土曜22時(全5話)※第1話無料放送

WOWOW「連続ドラマW 引き抜き屋 〜ヘッドハンターの流儀〜」キャスト

キャスト

松下奈緒 内田有紀 小手伸也 / 渡部篤郎

要 潤 秋元真夏(乃木坂46) 中林大樹 高橋ひとみ 石黒賢 長谷川初範 杉本哲太

戸次重幸 木村祐一 神尾佑 原田泰造 笹野高史 駿河太郎 忍成修吾

スタッフ

監督:
西浦正記(「連続ドラマW きんぴか」、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」ドラマシリーズ、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』)
脚本:
渡辺千穂(「連続ドラマW 5人のジュンコ」、「べっぴんさん」)
音楽:
木村秀彬(「ブラックペアン」、「コウノドリ」)

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引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険
『引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険』

  • [ 著者 ] 雫井脩介
  • [ 定価 ] 902円(本体価格820円)

社長交替の背後にヘッドハンターあり。ビジネス界の「かけひき」や「裏切り」をテーマに一人の女性の奮闘と成長を描くスリリングな物語。

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引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還
『引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還』

  • [ 著者 ] 雫井脩介
  • [ 定価 ] 924円(本体価格840円)

ヘッドハンターとして実績を積む小穂の下に、かつて自分を追い出した父の会社が経営危機との情報が入る。小穂が打った起死回生の一手とは!?

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