PHP研究所はスポーツ庁や日本スポーツ協会の協力の下、スポーツ指導者を対象とした暴力・パワハラ予防のためのテキスト『実践!グッドコーチング』および『実践!グッドコーチング ジュニア指導編』を発刊し、おかげさまで8万部以上のご活用をいただきました。
第1弾・第2弾ではハラスメント事案を取り上げましたが、現場の指導者の方々より、「何がハラスメントになるかは理解したが、ではどのような指導法を推進していけばよいのか?」というお声を多くいただくようになりました。
そこで第3弾では、スポーツ・コーチングの専門家である伊藤雅充・日本体育大学教授と土屋裕睦・大阪体育大学教授、そして10名の専門家から組織した「実践!グッドコーチング制作プロジェクト」にご協力をいただき、ハラスメントなく、プレーヤーの成長を支援するためのコーチングのノウハウを本書に取りまとめました。
本テキストをガイドブックや研修の資料として、ぜひご活用ください。
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公益財団法人日本スポーツ協会は、1964年の第18回オリンピック競技大会(東京)のレガシーのひとつとして、加盟団体等とともにスポーツ指導者の養成を開始し、スポーツ医・科学の知識を活かすとともに、暴力や暴言などあらゆる反倫理的行為を排除し、「スポーツを安全に、正しく、楽しく」指導することができる方を公認スポーツ指導者として認定しています。
残念ながら、昨今のスポーツ界において発生したスポーツ指導者(監督・コーチ)による不適切な指導の中には、公認スポーツ指導者も含まれており、当協会としては、その根絶に向け全力で取り組んでいるところです。
そのひとつとして、養成講習会のカリキュラムについて、これまでは知識・技能に関する内容の比重が多くなっていましたが、2019 年度からは、いわゆる「人間力」と称する「思考・判断(スポーツの意義と価値の理解、コーチングの理念・哲学等)」と、「態度・行動(対自分力、対他者力)」に関する内容の比重を増やしたカリキュラムを導入しています。
これは、スポーツは「自発的な運動の楽しみを基調とする人類共通の文化」であり、そのスポーツの「場」を構成するプレーヤー(選手、アスリートなど)と、プレーヤーを導き支えるスポーツ指導者、プレーヤーを取り巻くすべての関係者(アントラージュ)が、良好な環境を築くためには、スポーツ指導者の「人間力」が非常に重要となるからです。プレーヤーと指導者、保護者の間に信頼関係が存在し、指導者が適切な考えと方法を身につけていれば、暴力や暴言といった不適切な指導は行われないはずです。
グッドコーチングを目指すスポーツ指導者の皆さんは、本書をきっかけに、自身の思考や行動について問いを立て、答えを求め、考える習慣を身につけるとともに、失敗を恐れずに、少しずつでも改善に向けてチャレンジしていただくことを期待いたします。
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