恋愛相談室
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女の子の涙がトラウマに…… |
井上香織先生、はじめまして。
自分は19歳フリーター(男)です。 誰に相談したらいいのか分からなかった所、偶然こちらの相談室を見つけたので投稿させていただきます。 事の始まりは中学生の頃、学校でよく喋っていた同級生の子に告白されたのですが、当時の自分は、まだ精神的にも子供だったため、恋愛感情という物が無く、告白を断りました。 すると彼女は泣いてしまい、結果として彼女を傷付けたうえに、それ以来、彼女とは気まずい関係になってしまい、中学を卒業しました。 気がつくとトラウマらしきものを持ってしまいました。 それから現在まで、女性と友人以上の関係を築けません。 自分でもこのままではいけないと思い、友人の紹介などで女性と出逢う機会は何度かあったんですが、恋愛感情よりも『相手を傷付けてしまう』という気持ちのほうが大きくなり、断り続けてきました。 自分も普通に恋愛をしたいのですが、この先どうしていけば良いのかわかりません。 アドバイスお願いします。 (19歳・男性・フリーター) |
回 答 |
目の前で女の子に泣かれてしまうという体験は、中学生のあなたにとって、とても強烈なものだったことと思います。
まして、その涙の原因は自分にあるわけですから……。 けれど、恋愛に限らず、人間関係によって、知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまったり、反対に自分が傷つくことって、少なからずあるものです。 まして、恋愛は、「あなたが好き」という無防備な裸の心を相手にさらけだすわけですから、それを拒絶されたとき、傷つくのは当然のこと。 ただ……その場合、振られた女の子ばかりが゛傷ついた゛とみなされがちですが、彼女に「キミのことは友達としてしか考えられない」と答えたあなたも、深く胸を痛めていたのではないですか? 彼女からの告白を受け入れられなかったことで、あなたは大切な女友達のひとりを失っただけでなく、それから数年たった今でも、女の子の心に踏み込むことに恐怖感を抱くようになってしまっている……。 本当は、あなたは「人を傷つけるのが怖い」のではなく、「自分が傷つきたくない」のかもしれません。 誰だって、幸せな恋愛をしたい。決して傷つきたくなんてない。 でも、純粋な心で相手と向かい合えば、多少なりとも傷つくのは仕方ないことなのです。 けれど、その傷が、自分を成長させてくれることもあるし、痛みを知った分、以前より少しだけやさしい気持ちになれたりもします。また、次の恋愛に巡り逢ったとき、同じ過ちを繰り返さないよう、さりげなく回避することも……。 あなたは、もうじゅうぶん苦しみました。 あのとき泣いていた彼女も、今は素敵な彼氏の傍らで、幸せな時間を過ごしているのかもしれません。 あなたにも、彼女の涙を忘れて、新しい恋愛に心を開いてもいい時期がきているのではないかしら。 もしかしたら、その恋愛で巡り逢った女の子を傷つけてしまうことになるかもしれません。 反対にあなたが傷つけられることになるかもしれません。 けれど、大切なのは、傷つくことを怖れずに、一歩、前へ進むこと……今のあなたに必要なのは、その勇気だと私は思います。 頑張って! |
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