こんにちは。今、アメリカ留学中のゆうくんです。
　１８才男です。僕はいまたった一つの問題に悩まされています。
　それは“女は自分の将来にとって時間を奪うものだ”と今まで気持ちを
　押し殺してきた自分が、そろそろぶちぎれそうなのです。

　大学では、勉強に集中して、必ず自分の夢をものにしてやる、
　だから自分のやりたいことも絶対我慢していかなければならない。
　そういう気持ちでアメリカにきましたが、実際きてみると、異国に地でひとり身。
　自分に誓ってたはずなのに、今とっても好きな人がいる。
　でも、恋愛にかまう暇があるのなら自分のために時間を使え、
　恋愛なんて邪魔なだけだ・・・
　でも、彼女のことは思うだけですごく悲しいくらい胸が痛い。
　でも・・・こんな繰り返しでずっと一年近くきています。

　やはり僕は、弱くて恋愛が必要な人間なのでしょうか。
　ぼくは一体どうしたらいいのでしょうか。どなたかいいアドバイスお願いします。

（18歳、男性、学生）

　今回は、遠くアメリカからのお便りです。

　受験勉強と恋愛は両立できるのか?!・・というのは、受験生が直面する大きな問題だったりしますが、重要なのは、自分の心のバランスの取り方なのだと思います。

　あなたは「女は自分の将来にとって時間を奪うものだ」と自分にいいきかせ、勉学に気持ちを集中させようとしてきたようですが、気になることがあるのに、無理やりその感情にフタをしようとすると、気持ちのどこかにしわ寄せがきてしまうのではないでしょうか？　それが大きなストレスとなり、かえって勉学に手がつかない・・あなたは、今、そういう状況なのかもしれません。

　１８歳といえば、恋愛に興味があって当然の年頃です。まして好きな女の子がいるというのに、「恋愛なんて邪魔なだけ」と呪文のように繰り返し、まわりに家族も親しい友達もいない孤独の日々の中、テキストと向かいあうだけの日々は、あまりに淋しすぎるような気がします。

　もしかしたら・・あなたは、彼女に気持ちを打ち明けることを心のどこかで怖れているのかもしれません。おふたりが、今、友達関係なのか、それとも言葉をかわしたこともない間柄なのか、書かれていなかったのでわかりませんが、告白して、もしも゛玉砕゛してしまったら・・・そう考えると、彼女に近づく第一歩を踏み出せずにいるのではないでしょうか？

　人は弱いから恋愛をするのではないと私は思います。心を許しあった人とふたりでいることで、それまで以上に前向きになれたり、ひとりのときには持てなかった勇気、未来への活力がわいてきたりもします。「恋愛する暇があれば、自分のために時間を使え！」とストイックな生活に行き詰まりを感じているのなら、一度、そのカラを破ってみてはいかがですか？

　受験勉強に置き換えると、長時間だらだらと勉強するよりは、放課後、部活に打ち込み、その後、頭を切りかえて数時間、きっちり勉強するタイプの人の方が能率がよかったりすることがありますよね。

　勉学と恋愛に対する比重、自分の気持ちのバランスを上手にとることで、学問に対する集中力も増す、ということだって有りうるのです。

　もちろん、彼女とうまくいったら、恋愛にのめり込みそうで怖い・・という恐れもあるかもしれませんが、自分の中できちんとバランスをとれる自信があるのなら、彼女に声をかけてみたらいかがでしょうか

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