恋愛相談室

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このまま結婚していいの?
彼女はマリッジブルーに・・・?そうであれば、どのようにケアーすれば・・・

秋に結婚を控えそろそろ忙しくなってきました。ところが、彼女は結婚に対して不安な気持ちを顕にしてきました。フィアンセとしてどうすれば・・・

1彼女と私の環境及び結婚に至る状況
  ・私、31歳、彼女25歳
  ・彼女は私の仕事上の得意先の社員
  ・彼女は仕事を続ける意向
  ・付き合って半年
  ・私と彼女の両親、また彼女と私の両親との関係は極めて良好

 そもそも、私は結婚はまだ、数年先と考えていました。ところが、彼女から別れ話が・・・。原因は彼女の体の問題。その病気の特効薬は“妊娠”と言われ、“結婚は先”と考える私と別れることを決断。しかしながら、私の“結婚は先”というつまらぬわがままのために、彼女を失うことはばかげていると思い、結婚を決断。今に至る。

2質問事項
 ・そもそも彼女は本当に結婚したいのだろうか?
 今回結婚に至る理由の最大の要因は“彼女の体”のことです。今日まで結婚に突き進んできたが、彼女も実は、結婚はもう少し先、と思っていたのでは。交際期間も決して長くはなく、もう少し先に延ばすのも選択のひとつではとも、しかし、良かれと思ってそんな提案をすると、話は思わぬ方向に行ってしまうようにも思う。

 ・彼女が仕事を継続することについて
 上記のように、彼女は得意先の社員。結婚後、得意先の社員が妻という状況は仕事がやりずらい。しかし、妻が仕事を持つことには、基本的に賛成です。彼女には、できればやめてほしいが、きみが今の仕事を続けたければ、それでいいと言っています。彼女は現在の仕事を続ける方向で考えています。そのあたりも引っかかっているのでは・・・ 
 ※注 彼女は今の仕事が気に入っている。したがって、転職は解決策としては弱い。

 ・彼女は仕事と家事の両立に不安を
 家事は分担で意見は一致。ただし、彼女は家事に対して責任感を持っている。それに、私は会社からの帰宅は毎日、9時、10時と遅いため、家事の重荷は必然的に彼女に圧し掛かるであろう。

 ・総合的に今後私はどのように振舞えば・・・
 彼女の場合、今回読んだ相談者の不安と状況が似ている(だいたいがこのような不安だろうが?今後、どのように彼女と接していけば?彼女の繊細な性格から考えて、正面から意見をぶつけ合って解決策を模索するのは得策とは思えません。
(31歳、男性、会社員)

回 答
 今までいろいろな方からご相談のメールをいただきましたが、こんなも理路整然としたお手紙ははじめて。あなたはきっと、仕事も有能な方なのでしょうね。

 あなたが列記してくださった順にひとつずつ考えてみましょう。まず、彼女の病気のこと。彼女が別れを切り出したというのは、こうなる結果・・つまり、まだ結婚は先でいいと考えていたあなたに結婚を決断させるためだったのかもしれません。病気がわかったことで混乱し、不安にかられていた・・という状況もあるでしょう。しかし、いくら妊娠が特効薬だからといって、あなたと別れて、すぐ他の人と結婚・・というわけにはいきません。まして、彼女は繊細な女性のようですから、自分の体のために、それほど好きでもない人と結婚し、ましてその人の子供を生もうだなんて、考えられないに決まっています。

 あなたは「今日まで結婚に突き進んできたが、彼女も実は、結婚はもう少し先、と思っていたのでは」と書いてますが、本当は、あなた自身の中に「もっと先でよかったのに」という気持ちがあるのではないかしら? あなたの中にそういった迷いや躊躇が見えてしまうと、当然のことながら、彼女の気持ちも揺れてしまいます。もとはといえば、このタイミングで結婚することになったのは自分の病気のせいだという負い目が彼女にあるということを忘れないであげてください。

 また、彼女の仕事のこと。得意先に“妻”がいるのはやりづらいというあなたの気持ちはよくわかりますが、一度「続けていいよ」と言ったのであれば、もう蒸し返したりしないこと。まして、彼女が気に入っている仕事なのですから、応援する姿勢を貫きましょう。もちろん、実際に結婚生活がはじまれば、いろいろと軌道修正しなければならないことも出てきますが、それはそのとき、またふたりで相談すればいいこと。

 それからもうひとつ。彼女は家事に責任感を持っているそうですが、実際、フルタイムで働きながら、家のことも完璧になんて、できるはずがない、ということをふたりとも・・いえ、少なくともあなたは認識しておくべきです。あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃと家事に追われていると、そのうちパニックになってふたりの関係すらおかしくなってしまいます。もちろん、あなたにもできることは積極的に手伝うという姿勢が必要ですが、「頑張らなくていいんだよ」という言葉を常にかけ、彼女をいたわってあげるようにしてあげてください。

 なんて・・ちょっとあなたに対する注文が多すぎて、あなたの方が結婚にうんざりしてしまったかもしれませんね。
 でも、お互いのご両親の関係も良好ということですし、今はあまり考え込まずに秋の挙式に向けて突き進んでいくのがいちばんじゃないかな・・と私は思います。
 思いきって、えいっ!と飛び込んでしまえば、結婚という新しいふたりの関係の中には、楽しいことがたくさんあるはずです。
 おふたりのお幸せを祈っています。

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