いい歳なのに何もできなくて、本当に悩んでいます。正社員で働いた事はありますが、どこへ行っても「役に立たない使えない奴」と言われ、辛くなって辞めました。

小学生の時は、周りの子達や先生と喋る事はめったになく、それ以降も喋る事が大の苦手で、友達とさえあまり話が続きません。それに何の仕事しても、動きが人一倍遅く手順も覚えられないので、役立たずだといわれるんだと思います。私も早くできるように努力してはいるのですが、どうしてもダメなんです。努力してるのに「適当にやってるから仕事が速くできないんだろう」と思われているようです。休んだりせずに真面目にやっているのですが、真面目だけではダメなんですね。

母親にも「あんたはグズだからどこへ行っても仕事が続かないんだ」「どうしてこんな子に育っちゃったんだろう」「ひとつも良い所がないんだから」「どうして私(母親）には不幸(私の事）が次から次へと来るんだろう。どうしてそう私を苦しめるの？」「あんたは馬鹿だから、何やってもダメだ」「そうやっていつまでも親をいじめるんだから（そんなわけないのに…）」といつも言われてます。美人で頭が良い従姉妹やできの良いよその子と、美人ではなくグズで頭の悪い私を比べていて、従姉妹やよその子ばかりを羨ましがっています。なので私を誉めてくれる人は誰も居ません。自信も全然無くなり、今は無職、昼夜逆転の生活になってます。

アルバイトしなくてはとは思うのですが、母親が「有名な所じゃないとダメ、組み立てとかもダメ、塾とかにしなさい」と世間体ばかり気にするのでなかなか見つかりませんし、どこへ行ってもどうせ「役立たず」と言われて辞めるのがオチだろうと思うと働く気も失せ、3年間無職のままです。

でも父や弟は頭が良いのでこの気持ちも分かってもらえず「どうせサボってるんだろう」と思ってるようです。母親はうつ病の傾向があるみたい（機嫌の良い時と悪い時の差が恐ろしく激しく、怒った時は硬い物を私に投げたり、私に刃物をつきつけたりします）ですがそれを認めようとせず、母親が不幸なのは私のせいにされ、いつでも「私が悪者」にされてしまいます。

子供の頃も、手伝いをさせてもらえませんでした。母親は、他人が食器や洗濯物を少しでも触るとヒステリックに怒るので、恥ずかしながら私は産まれてから30年間食器を洗ったりお米を研いで炊いたり、洗濯機で洗濯したりした事がありません。

1度手だけ伝いと言う事で食器と洗濯物を洗った事があるのですが、出来が気に入らなかったようで、それを私の目の前で洗い直されたので、またも手伝いする自信がなくなりました。それにもかかわらず「あんたは何も手伝わないんだから」と言われます。

私が子供の頃、父はいつも母に暴力をふるっていました（子供にはふるいませんでしたが）母の体は宙に舞い、顔を柱に打ち付けられて顔が歪んでしまいました。それのことが頭に焼きついて忘れられません。それをいつも見ていた私は人間自体が怖くなり、誰にでもオドオドしてしまうので、皆になめられてしまいます。「男って普段は優しくても、怒ったら父みたいに暴力をふるうのだ」と思うので、好きな男性も全然できません。最近父に昔のその事を謝られましたが、怖い記憶だけは消えませんので、私の性格は相変わらずです。こんな性格のせいで、就職も恋人も結婚もできません。もしできたとしても、続かないでしょう。

どうしてこんな自分になったのか、私が思う原因は「子供の頃手伝いさせて貰えなかったから、一般常識を全然躾けてもらえず、父が暴力的で家庭環境が最悪だった為、普通の子はできて当たり前の事を私はできない」と思うのですが、それを親に言っても「いつまでそんな過去の事にこだわるんだ！」と聞いてもらえません。

まともな躾もしてもらった記憶がありません。謝る事を教えてもらった記憶さえもないです。家庭内で「ごめん」と言う言葉を聞いた事なかったんです。なので短大あたりまで友達に「ごめん」の一言も言った事がなかったです。挨拶が言えるようになったのは20代になってからです。家庭環境のせいでこんな情けない私に育ってしまったと思うのです。「親にそれを認めて貰い、反省してもらいたい」「こんな子に育ったのは、私自信のせいではない」と思うのは間違っているのでしょうか？それとも、私がこんな子に育ったのは、「私自身が馬鹿なせいだけ」なのですか？私自身を認めてくれたり、誉めてくれる人はいません。けなされるだけで寂しいです。「どうせ何やってもダメだ」と思うと、何もやる気も起きません。

どうしたら良いのか、毎晩涙が止まりません。助けて下さい。長くなりまして、本当に申し訳ありません、もう耐え切れなくて限界なんです。
（30歳、女性、無職）

　能力というのは、自分の能力を生かす場所を見つけることかもしれません。あなたのような人は、仕事は遅いかもしれませんがたぶんコツコツと正確にこなすほうではないかと思います。何でも早くやることが優先されるような職場や職種だとつらいですが、そうでもないようなところもあるんじゃないでしょうか。自分に適した仕事を探すの大切ですよね。そういう意味ではお母さんが言うことを聞いていてはいけませんね。有名なところだとか世間体を気にするんじゃなくて、自分を生かせるという基準で探すことが大切だと思いました。

　たとえば私は昔、ある過疎の島で暮らしたことがあるんですが、農作物や家畜の知識、あるいは自然の知識などがまったくないために、島の人にはほとんど”能なし”扱いされました。その段階では、私はとてもこういうところでは生きられないと思いましたね。

　ただし、そんな私でもそこに１０年も住めばかなりわかってきたでしょう。何事も継続すればかなりできるようになるものです。あなたの場合も、器用ではないのでしょうが、そういう人は粘り強くやることができるし、それが肝腎だと思いますね。

　「ごめん」の一言とか、挨拶ができるようになったのも短大時代や２０代になってからなんでしょう？　これは遅いかもしれないけど、今はできないわけではないですし、あなたにはなかなかの学習能力が備わっているわけです。そういうことを躾けてもらえなかったとあなたは言いますが、そういう親に育てられたにもかかわらず、できるようになったんですから、そのほうが価値があると私は思います。

　世間には世間の時間が流れていますが、あなたにはあなたの時間があります。それは世間のスピードよりも遅いのかもしれませんが、あなたはあなたの漕ぎ方で船を進めていきましょう。

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