夫が風俗に通っていました。８回くらい行った後、私が偶然カードを見つけてしまい、その後は修羅場続きです。私は４年ほど不妊治療で通院していましたが、その治療の後半から、彼は風俗に行き始めたようです。「仕事でむしゃくしゃしてて・・行くとスカッとしたから」と、言い、もう２度としないと平謝りしました。私は夫の子どもが欲しくて、また、夫の親戚たちから「子どもはまだなの？」攻撃に一人で耐えながら頑張ってきたのに、どうしてこんな仕打ちをうけなければいけないのでしょう？性病でももらったら、一体どうなっていたか、考えるだけでもぞっとします。

　これまでの夫像が崩れ、不信感と怒りでいっぱいです。あまりのショックに、早朝いきなり目を覚まして、夫をたたいたり、責めたりしてしまいます。どうしても許せないのです。プロとはいえ、女性とセックスまがいの行為をしてくるということは、結婚のルールを無視した、立派な裏切り行為です・・・。ちまたに氾濫している風俗店の情報や内容を見て、二重にショックで、もう、ズタズタです。

　こころのどこかで、「私さえ忘れれば、これからうまくいくのかもしれない」と思います。でも、風俗などを体験して味をしめると、また行く可能性はある・・・と、まわりの男友達は言います。夫は私より１歳年上ですが、仕事の愚痴を、誰にも言えないし（私にも言いたくないといっていました）違う世界に行って、関係ない話をしたかったと言っていました。それが風俗だったなんて、納得できません。性行為があるのを知っていて、ばれたらこうなることも、いい大人ならわかるはずなのに・・・。

　離婚したほうが精神的に楽になるのかもと思います。時間が解決してくれるものでしょうか？どういう努力をすれば、楽になるのか、わかりません。

（31歳、女性、公務員）

　私も男性ですから、男性の立場から申します。思い切った推察を加えますが、もし参考になれば幸いです。さて、「味をしめると、また行く可能性がある」と周りの男性が言うところから察するに、ご主人はそれまで風俗みたいなところとはあまり縁のなかったまじめな人なのでしょうか。確かにまじめな人ほどこういうことにはまりやすいということはあります。

　そして、仕事の愚痴などもこぼさないということなので、基本的に外に自分をあまり表現しない人のようにも思えます。こういう方は、相手の思惑のほうが先に立ちやすく、不満を言ったりすることができないのかもしれません。

　ご主人は「仕事でむしゃくしゃして」と言っています。しかし、セックスを中心とした夫婦生活の不満もあるのではないかなと私は想像しています。下半身の問題ですから、少なくとも、その辺は考えられてもいいはずです。でも、ご主人の性格からして、あなたにそれを言うことはとてもできないでしょう。ご主人に限らず、多くの男性は、女性を傷つけることを怖れ、セックスの不満や注文を言うことはできにくいのです。これは女性も同様ですが。

　ちなみに風俗というところは、男性は徹底的にサービスを受けられるんですね。単なるセックスのはけ口というだけではなく、自分がとても大事にされているという感覚を味わえるわけです。このこともひじょうな快感なのです。

　文面からは、あなたとのセックスは何となく子づくりのためのものになっているような印象を受けました。もちろんその事情は当然でもあるのですが、その気持ちが強いあまり、両者ともにセックスを義務的なものとしてしまっていたのかもしれません。

　私の推察はあるいは的はずれかもしれません。しかし、ご主人はあなたには求められないものを求めて風俗に行っている。その大枠は確かだと思います。

　あなたにとっては不愉快で厳しい見方かもしれませんが、実は、ご夫婦のことを見直すために大変にいいことであり、絶好の機会だと私は思っています。そういうことも忌憚なく話せるようになること、そしてお互いが満足するセックスをすること、夫婦の絆が生まれるのもまずはそこからではないでしょうか。

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