ちょっとした悪ふざけのつもりで従業員が投稿した「不適切動画」が、あっという間にSNSで広がり、炎上する事件があとを絶ちません。世間からの激しいバッシングによって本人の人生を狂わせてしまうだけでなく、企業にも甚大な被害を与えることから、社会問題にもなっています。
こうした事態を招かないためには、従業員にSNSの適切な使い方を教えるだけでなく、社会人としての責任ある行動を促すことが重要です。
このDVDビデオは、SNS炎上事件を題材にしたケースドラマから、「社会人としての責任」と「信頼される社会人」になるヒントを学ぶ映像教材です。監修は、スターバックスなど数々の企業のトップを歴任し、人材育成の分野でも大きな実績を上げてきた岩田松雄氏。新社会人の内面の変革を促す教材として、貴社の社員教育・研修に、ぜひお役立てください。
「不適切動画」の問題は、若い世代にとって、身近で議論のしやすい題材です。新入社員の導入研修や内定者懇親会のグループワークのテーマとしてお使いいただけます。
SNSの正しい使用方法だけでなく「企業の社会的な役割」といったコンプライアンスを理解するうえで大切な概念や知識についても、わかりやすく解説しています。
アルバイト従業員の方々にも見ていただける内容です。
現場に入る前のオリエンテーションでの視聴もおすすめです。
※「バイトテロ」……アルバイト従業員によるSNSへの不適切な投稿を指す。企業のブランドイメージを傷つけ、経営に大きなダメージを与えることから、一部メディアで「バイトテロ」と呼ばれるようになった。
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SNS上に、飲食店などのアルバイト店員が、食材や商品を不適切に扱う様子を撮影した動画が投稿され、拡散して炎上する事件があとを絶ちません。こうした事件は「バイトテロ」と呼ばれ、社会問題になっています。最近では次のような事件が発生しています。
こうした炎上事件が相次ぐ背景には、現代の生活にSNSが欠かせないものとなってきていることがあげられます。人と人とのつながりをサポートするツールとして、あるいは日常生活のインフラとして、今や私たちの生活と切っても切り離せないSNS。最近では、一定時間で投稿が消える機能も登場し、誰もが、より気軽に動画や写真を投稿できるようになり、情報共有を楽しんでいます。
ところが、いったんSNS上に投稿された動画や写真は、誰もが自由にコピーし、保存することができます。
そして、本人の知らないところで、不特定多数の人に拡散し、思わぬところから誹謗中傷を受ける可能性があるのです。
SNSに投稿された「不適切動画」の多くは、ネット上に拡散され、不特定多数のユーザーから非難・誹謗中傷などが殺到するいわゆる“炎上状態”となってしまいます。こうした事態は、どのような影響を与えるのでしょうか?
まず、投稿者や動画に映っている人は、社会的な制裁を科せられます。ネットユーザーが身元を特定することによって、当事者はもちろん、家族など周囲の人まで誹謗中傷を浴びます。そればかりではなく、刑事事件として書類送検されたり、損害を被った企業から損害賠償請求をされたりというケースも発生しています。
一方、企業や店舗も大きな損害を被ることになります。ブランドイメージが毀損され、クレームが殺到し、対応に追われることによって営業活動が妨げられます。ある飲食チェーンでは、食材や調理器具を不衛生に扱う不適切動画が投稿された結果、売上が大幅にダウンしました。そして、騒動から半年以上経っても、業績回復の兆しが見えていないといいます。株価が大幅に下落したケースや、個人経営の店舗では閉店に追い込まれるケースもあります。
当事者は、仲間内の軽いノリで楽しんでいただけかもしれません。
しかし、そのような軽い気持ちが重大な事件へと発展するのが現代のネット社会なのです。
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企業には、不適切動画が投稿されるリスクへの対策が求められます。最近では、「ソーシャルメディアガイドライン」というSNSの利用指針をまとめる企業も増えてきました。ガイドラインの策定は、従業員の啓発という意味では一定の効果がありますが、残念ながら、それだけでは不十分というのが現状です。
それでは、従業員のSNS使用を一律禁止してしまうのはどうでしょう。これは、企業による従業員の私生活に対する過剰な干渉であり、法的に無効です。個人の表現の自由を規制することは、現実的ではありません。
そこで、PHP研究所としておすすめするリスク対策は、社員教育によって、一人ひとりの従業員に「社会人としての責任」を自覚させることです。
不適切動画は、投稿者や映っている人が非常識な行動をとっているために炎上し、社会から誹謗中傷されます。
言い方を変えれば、一人ひとりが社会の常識に沿った考えを持ち、自分の行動に責任を感じていれば、そもそも不適切動画を撮ろうという発想は生まれないはずです。
PHP研究所では、このたび、スターバックスなど、数々の企業のトップを歴任してきた岩田松雄氏の監修で、社員教育用 DVD「SNSから考える 社会人の責任」を発刊しました。岩田氏は、「ミッションを深く考え、自覚し、実践することの大切さ」を説き、経営や人材教育の分野において大きな実績を上げてきました。
本DVDでは、新社会人や若い世代にとって身近なSNSを題材に、「社会人としての責任」について考えてもらいます。単なるSNS対策にとどまらず、社会人として大切な考え方や前向きな気持ちを育む内容になっているのが大きな特長です。新社会人たちの内面の変革を促すきっかけとして、貴社の社員教育の一環にご活用ください。
不適切動画の投稿が企業や社会に与える影響の大きさ、また当事者本人や周囲の人生を狂わせてしまう重大さについて、ドラマと解説を通して学習します。
[ 主な内容 ]
SNSトラブルは、思わぬところから生まれるケースもあります。このパートでは、予期せずトラブルになった事例を紹介し、危機感を醸成すると同時に、SNSのトラブルを防ぐための具体的な方法も紹介します。
[ 主な内容 ]
SNSトラブルを通じて、「社会人としての責任」について考えていくパートです。企業の一員として果たすべき使命や社会人として持つべき心構え、そして「信頼される社会人」への一歩を踏み出すヒントを学習します。
[ 主な内容 ]
※本DVD集は、DVD-Video 規格(フォーマット)に基づいて制作されております。DVD-Video規格に対応した再生機(DVD プレーヤー)で視聴してください。パソコンで再生される場合は、DVD再生ソフトによって正常に動作しない場合がございます。あらかじめDVD再生ソフトがDVD-Video規格に対応していることをご確認の上、ご視聴ください。
岩田 松雄
(いわた・まつお)
株式会社リーダーシップコンサルティング代表
元立教大学ビジネスデザイン科教授・早稲田大学非常勤講師
元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者
1982年に(株)日産自動車入社。製造現場、セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、社内留学先のUCLAビジネススクールにて経営理論を学ぶ。外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ ビバレッジサービス常務執行役員を経て、2000年(株)アトラスの代表取締役に就任。3期連続赤字企業を見事に再生させる。
2005年には「THE BODY SHOP」を運営する(株)イオンフォレストの代表取締役社長に就任。店舗数を107店から175店舗に拡大しながら、売上げを約2倍にする。2009年、スターバックスコーヒージャパン(株)CEOに就任。「100年後も輝くブランド」に向けて、安定成長へ方向修正。ANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内wifi化、など次々に改革を実行し、業績を向上。日本に数少ない“専門経営者”として確固たる実績を上げてきた。2013年にリーダー育成のため(株)リーダーシップコンサルティング設立。2010年UCLAよりAlumni 100 Points of Impactに選出される。
主な著書に『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』(アスコム)、『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク出版)、『「徳」がなければリーダーにはなれない』(PHP研究所)などがある。
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