障がいと真正面から向き合い、世界のトップ舞台で戦い続けるパラアスリートたち。
限界まで自分を追い込み、挑戦し続けてきた姿は、私たちに大きな感動を与えてくれます。本DVDビデオでは、3人のトップパラアスリートにご自身の経験を語っていただきました。うまくいかない時、悩む時、挫けそうになった時……。パラアスリートたちは、何を考え、どのような行動をとってきたのでしょうか。
3人からのメッセージは、新入社員・若手社員のマインドチェンジを促し、「心が折れやすい」「成長意欲が足りない」「他責思考が強い」などの課題を解決するヒントになるはずです。
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「コントロールできないことにエネルギーを割くより、コントロールできる自分がどう変わるか」
「今、グレイトである必要はない。グレイトになるために何をするか」
リオパラリンピックにも出場した日本トップレベルのスイマー、一ノ瀬メイ。彼女は生まれつき右腕が短い。同級生にからかわれた。右腕を理由にスイミングスクールに入れてもらえなかった……。幼少期にたくさんの悲しい思いをしたという。
しかし、彼女は負けなかった。水泳を通して、多くの人と出逢い、多くのことを学んだ。自分と向き合いながら、タイムだけでなく、人間力も磨いてきた。「今を大事にしているからこそ、前に進んでいける」と一ノ瀬は言う。
現在、彼女は水泳漬けの日々を送っている。もう一度、目標の舞台に立ち、次こそは表彰台に上がるために。
「自分でコントロールができるものとできないものがあると思うんですけど、やっぱり人の性格は変えられないですし、過去も変えられない。でも、逆に自分がコントロールできるもの、自分は今日は笑顔であいさつするのかしないのかとか、どういう姿勢で取り組むのかとか、明日何をするかという未来とか、コントロールできるものもたくさんあると思う。コントロールできないものばかりに気をとられるのではなくて、想像力をがんばって働かせて、自分がコントロールできるもの、自分が変えていけるものに、フォーカスを当てることができれば、前向きに考えられるのかなって思います」
「自分に何が足りないかを考えて、どう時間を使って、どうすればいいのか、毎日毎日考える」
「環境を言い訳にしたくない。どんな状況でも“やるしかない”という覚悟を持つ」
義足のアスリート、村上清加。陸上100メートルと走り幅跳びで世界に挑んでいる。
25歳の時、駅のホームで意識を失い、電車と接触。右足を失う。突然の悲劇に「人生が終わった」と思ったという。どん底に突き落とされた。笑顔も消えた。しかし、彼女はそこから這い上がった。
義足をつけて走っている人たちがいると知り、自らの意志でスポーツクラブの門を叩いた。ところが、慣れない義足では、歩くことすらままならない。でも、彼女は負けなかった。
「自分も走って輝きたい」。その一心で、想像を絶する努力を積み重ね、日本記録を出すまでのレベルに到達した。
しかし、目標としていたリオパラリンピック出場は叶わなかった。
私生活では、結婚し、2018年に出産も経験した。そして今、夢に向かって全力疾走している――。
「1年前に出産をして、半年くらい前から試合前に子どもも一緒に試合会場に連れていくようになりました。前日はしっかり寝たいんですけど、子どもが夜中に何回も起きて寝不足になって……。『こんなことでは、いい成績出ないよ』って思っていたんですけど、でも、それは言い訳だと思うんです。(中略)これが私の現状なんだからこれで最大限のパフォーマンスをしないといけない、寝不足だろうがなんだろうが試合なんだからって。『この状況でやるしかない』という覚悟が必要なんだなって思っています」
「何もできない自分を何かができる自分に変えようと思って、少しずつできることを増やしていった」
「苦しいことも前向きに。クリアすれば、きっと成長があると信じてやってきた」
車いすラグビー、池透暢。日本代表キャプテンとしてチームを牽引し、リオパラリンピックでは銅メダルを獲得。
2018年、世界選手権では世界一に輝いた。
19歳の時、交通事故で全身の70%を火傷し、左手と両足を負傷。40回にもおよぶ手術を繰り返した。また、事故の時、大切な友人を3人失った。受け入れがたい現実。しかし、池は逃げないことを選択した。
「友人の分まで生きた証を残したい。這ってでも生き抜いていこう」
寝たきりで動くこともできない状態から、少しずつできることを増やし、前向きに努力を重ねてきた。スポーツに生きがいを見つけ、その世界に身を投じた。毎日が挑戦。毎日が挫折。「全然できない自分」を知った。
それでも、池は逃げない。最高の舞台で、世界の頂点をつかみとるために。
「うまくいかなくなった瞬間って、そのことだけを見るんじゃなくて、今、自分はこれはできないけど自分にとっていま伸ばせるものなんだろうって思った時に、これだっていうものを見つけようと。苦しいものの隣やすぐそばには、きっと別の新たな自分がつくり出せるチャンスがあると思っています。(中略)過去を振り返ると、苦しい時やマイナスだなって思えることは、たくさん人生の中にはありましたけど、そこを超えたり、そこを体験することによって、かならず強くなっている自分がいました。だからこそ、その苦しいとかつらい、しんどいなっていう時期は、成長期だっていうふうに思って、乗り越えようとしています」
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壁に直面しても、あきらめずに挑んでいく……。パラアスリートたちの姿は、私たちに大きな感動を与えてくれます。そして、その力強く前向きな言葉は、勇気や希望を持ち続けることの大切さに気づかせてくれます。
本DVD教材を、ぜひ貴社の社員研修のなかでご活用ください。社員の皆様が変わる一つのきっかけになることを願ってやみません。
本DVD教材は、さまざまな場面で視聴していただけます。
このほかにも、貴社の状況に応じた目的を設定し、さまざまな視聴機会をご検討ください。
本DVD教材は、心を育むことを目的としているため、一人ひとりの「受け取り方」を大切にしています。付属の「活用の手引き」には、視聴の感想を書き込むスペースを設けています。自分の考えをまとめるためにご活用いただけます。
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本DVD教材に「答え」はありません。それぞれの印象の違いを共有するディスカッションをおすすめいたします。
※本DVDは、DVD-Video 規格(フォーマット)に基づいて制作されております。DVD-Video規格に対応した再生機(DVD プレーヤー)で視聴してください。パソコンで再生される場合は、DVD再生ソフトによって正常に動作しない場合がございます。あらかじめDVD再生ソフトがDVD-Video規格に対応していることをご確認の上、ご視聴ください。
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