京都市中京区麩屋町通上ル六角通西入……呪文のように長い住所に導かれ、古びたビルの五階にある「中京こころのびょういん」を訪れた患者たち。悩みを抱えた彼らに、妙にノリの軽い医者・ニケ先生が処方するのは本物の「猫」で――。
ふしぎな病院を舞台に、猫と人との絆を描いた本シリーズは、第11回京都本大賞、第13回うつのみや大賞文庫部門を受賞するなど、たくさんの読者の方にご好評いただいております。また、イタリア、イギリスをはじめ、欧州からアジア、南米など25か国から翻訳オファーが相次いでいます。
可愛い猫たちが織りなすハートフルストーリーをぜひお楽しみください!
ニケ先生
そこらへんの薬よりも、猫のほうがよう効くいう意味ですわ。
柔らかな京都訛りが特徴の医者。ノリがとても軽い。「予約の患者さん」を待っているというが……?
千歳さん
きっとその猫はあなたに合いますよ。その猫しか、あなたには合いません。
涼やかな目をした美人看護師。常にクールな対応だが、「優しいところもある」というニケ先生談。
須田心
僕は人の心にも動物の心にも、とても疎いからな。
「中京こころのびょういん」の裏手にある須田動物病院の獣医。医師としてはベテランで腕も良い。
椎名彬
ふざけんなよ。俺は日本の健康を守る男やぞ!
「日本健康第一安全協会」の社長。空き室のはずの隣の部屋に出入りする患者と猫の気配を怪しんでおり……。
1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。『猫を処方いたします。』が第11回京都本大賞、第13回うつのみや大賞文庫部門を受賞する。他の著書に「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』『火星より。応答せよ、妹』がある。
『猫を処方いたします。』を書いてから、もしかしたら猫にシンパシーをいだかれるのではと道行く野良猫をじっと見つめますが、まったく相手にしてもらえません。ですが猫を撫でたり吸ったりと、小説の中では好き放題です。猫の気持ちを想像するのも楽しく、読んでいただいた方も、ぜひ猫側の目線になってください。また各章の主人公が抱える悩みは、身近で、誰にでも共感できるものです。猫はそこにいるだけですが、前を向くきっかけになってくれます。
シリーズのカバーイラストを使用した特典をプレゼントいたします。使用上の注意をご確認のうえ、活用ください。
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『猫を処方いたします。』に登場するような「心が癒やされる猫ちゃんの写真」を募集します。「X(旧Twitter)」または「Instagram」でご応募ください。
入選された方(最大10名様)には、素敵な賞品をご用意します。たくさんのエントリーをお待ちしております。
※第1回「#ウチの猫を処方いたします」フォトコンテストの結果はこちら。
※入選写真は「猫を処方いたします。」シリーズの販促活動に使わせていただくことも予定しています
《賞品》
1.図書カード(1,000円分)
2.著者サイン入りミニ色紙
《募集期間》
2024年10月7日(月)〆切