泡沫少女とイデアの少年

永遠の世界で唯ひとり、死の呪いをかけられた少女を描き話題となったボカロ楽曲

yukkedoluce(大歳祐介)

「林檎売りの泡沫少女」の物語と、対になる物語「イデアの少年」──

クリプトン・フューチャー・メディア公認

ふたつの物語を楽曲制作者yukkedoluce自ら小説化!
2016年8月26日発売
PHP研究所 定価:本体1,200円(税別) Illustration by なじょ
試し読み1

Story

永遠の世界で唯ひとり、死の呪いがかけられた少女・イル。ある日、イルは立ち入ることを禁じられた永遠の街へと足を踏み入れ、時計塔守の少年・マドと出会う。動き出したふたりの運命の歯車は、誰にも止められない――。世界がまだ有限だった頃、そこは炎に染まる真っ赤な世界だった。戦争によって、記憶を失った少年・エデクは、悲しみのない世界を求め、双子の弟・ウェルドとともに奔走する。あらゆる悲しみを乗り越えた先に待つ結末とは――?永遠の世界の物語〝泡沫少女〟と、有限の世界の物語〝イデアの少年〟決して交わるはずのなかったふたりの歯車が回り出す。そしていま、物語はひとつに

Character

イル 死の呪いがかけられた少女 老人 頑固で厳しいイルの保護者 マド 永遠の命を持つ時計塔守の少年 教皇 永遠を説き街を支配する青年 カゲ 永遠症を発症した〝元〟人間

エデク 陽気で悪戯な双子の兄 ウェルド 利巧で聡明な双子の弟 オーレン 名医として名高いイヴリンの父 イヴリン 病弱で儚くも美しい娘 フィラリ エオーレン家に仕える家政婦

 

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